洋菓子店「立町（たてまち）カヌレ SHINAGAWA」（港区高輪3、TEL 03-6455-7716）が11月7日、品川駅構内のエキュート品川1階にオープンした。運営はカスターニャ（広島市）。

商品を選べる「カヌレ詰め合わせ」

　同ブランドは1978（昭和53）年に広島で創業。広島、大阪、岡山、東京の駅構内の商業施設を中心に出店する。港区には初出店。店舗面積は1.4坪。

　エキュート品川に出店した理由について、同社常務取締役の竹村崇さんは「夕食後のデザートなどで日常的にカヌレを楽しんでもらおうと、通勤時に買いやすい駅構内の商業施設に出店している。品川駅は2027年にリニア中央新幹線が開通予定で、集客のポテンシャルに注目した」と話す。

　カヌレはフランス・ボルドーの伝統的な焼菓子。ラム酒やバニラで香りを付けた生地を、蜜ろうを塗った専用の型に入れて焼く。

　カヌレの種類は、焼き時間の異なる看板商品の「カヌレ」（340円）をはじめ、「プレーン」（230円）、「ショコラ」「キャラメル」「ブルーベリー」「アーモンド」「抹茶」、広島県産のレモンの皮を使った「シトロン」（以上260円）、季節限定の「栗のカヌレ」（280円）をそろえる。ギフト箱（330円）も用意する。

　そのほか、凍らせた状態でアイスのように食べる焼きプリン「カタラーナ」（378円）、ナッツが入った「クロカンティ（チョコ・レモン）」（486円）、「レモンケーキ＆栗ケーキ（12個セット）」（3,888円）も販売する。

　竹村さんは「作る人も売る人もカヌレが大好き。これからもさまざまなフレーバーのカヌレや洋菓子を作っていきたい。JR東日本クロスステーションと品川にちなんだ新商品を検討している」と意気込む。

　営業時間は8時～22時（日曜・祝日は21時まで）。