セレクトショップ「SURF CAMP(サーフキャンプ)」(品川区小山3、TEL 03-4363-7714)が武蔵小山商店街パルムにオープンして2カ月がたった。
店主の清水千穂さんは、アパレル業界でデザイナーとして勤めた後、独立。小売業にも挑戦してみたいと、2019年に神奈川県茅ケ崎市で同店を開業した。今回の移転は店舗物件の取り壊しに伴ったもので、20年ほど前に住んでいた武蔵小山での出店にこぎ着けたという。
清水さんは「私が住んでいた頃の武蔵小山は、週末の買い物で雑貨を見たり、新しい店を見つけて立ち寄ったりと、ワクワクするような場所だった。現在は昔あった店が少なくなったので、自分の店がかつての楽しい雑貨店のような存在になれば」と話す。
場所は、パルム1の「ポケットタウン321」内。内装は清水さんが自ら手がけた。店舗面積は約10坪で、店内に試着室を設ける。
同店は、清水さんが好きな米西海岸やハワイなどの雰囲気をイメージし、「浜辺で楽しくキャンプするような店」をコンセプトに掲げる。販売商品は全て新品で、清水さんが気に入ったものを仕入れる。商品点数は、レディース・メンズ・キッズの洋服や雑貨など約500点。「この2月には、3年ぶりに海外に買い付けに行った」と清水さん。
定番商品のワンピース(3,800円~)、ロングTシャツ(4,000円~)、Tシャツ(2,800円~)、キャップ(1,000円)ほか、かばんやアクセサリー、ファンシー雑貨、インテリア小物などを並べる。「年齢問わずお客さんにとても人気」だという靴下(400円~)は、犬、ドーナツ、ユニコーンなどの柄を約30点そろえる。
「コロナ禍で世の中が暗くなってしまったが、『洋服を見て楽しい気持ちになった』というお客さんの声で店を続けてこられた。この店でお子さんから年配の方まで、かわいい、楽しいと思ってもらえたらうれしい」と清水さん。今後は「武蔵小山で店を続けながら、茅ケ崎でのイベントなどにも積極的に参加していきたい」と意気込む。
営業時間は11時~18時。水曜定休。