クレープとタピオカの店「クレープマン89(はちきゅう)荏原町店」(品川区中延5)が、荏原町駅近くの縁日通り沿いにオープンして2カ月がたった。
蒲田店に続く2号店で、タピオカ店跡を改装して利用する。内装は韓国のカフェなどをイメージしてシックな雰囲気でまとめ、牛乳など北海道産の食材を使うことから、牛を連想させる白と黒を用いたという。店舗面積は約8坪。
出店エリアについて、エリアマネジャーの鬼原元子さんは「食べ歩きの需要を見込んで商店街に出店したかった。蒲田から程よい距離で、デリバリーに対応できる範囲が広がる」と話す。
店名の「89」はオーナーの名前に由来し、オーナーの出身地である北海道産の食材を使ったクレープやタピオカを提供する。小麦粉や牛乳、生クリーム、バター、ブルーベリー、クリームチーズ、小豆は道産を使う。テイクアウトのみで、一部商品はデリバリーに対応する。
クレープは、焼き上げた生地を冷ましてからエスプーマを使った生クリームを入れる「スタンダードクレープ」シリーズと、鉄板の上で仕上げる「あつあつホットクレープ」シリーズの2種類を提供する。
メニューは、「バナナチョコ生クリーム」(500円)、「北海道バター&シュガー」(470円)、現在は4種類のチーズを使うようになったという「はちみつ3種のチーズ」(670円)、ヘーゼルナッツ風味のチョコレートペースト「ヌテラ」を使った「いちごバナナヌテラ生クリーム」(750円)、表面をバーナーであぶって仕上げる「ブリュレアイスクリーム」(700円)など、50種類以上。期間限定の「いちごとマカロンのスペシャルクレープ」(800円)なども用意する。
タピオカは、茶葉を煮出して作る「タピオカロイヤルミルクティー」「タピオカ黒糖ミルクティー」、「タピオカバナナミルク」「タピオカマンゴー」(以上、レギュラー=450円、ラージ=550円)などをそろえる。
「来店客からは、荏原町に甘味の店ができたと喜ばれている。クレープ店として認知度を上げていきたい」と鬼原さん。「季節限定クレープはこれからもどんどん作る予定で、夏には冷たいメニューも販売したい」と意気込む。
営業時間は12時~20時。月曜定休。