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戸越銀座にジェラート店「フェリーチェ」 店主はカルピス出身、生乳を材料に

店長の横川毅利さん

店長の横川毅利さん

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 ジェラート店「Gelateria FELICE(ジェラテリア フェリーチェ)」(品川区戸越1、TEL 03-4400-9148)が10月12日、戸越台中学校前にオープンした。

「Gelateria FELICE」内観

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 店主の横川毅利さんは、カルピス食品工業(現アサヒ飲料、墨田区)に31年間勤務し、昨年脱サラ。同店を開業した。開業の経緯を「ジェラートが好きで、前職で生乳が原料のカルピスに携わっていたこともあり、生乳を使う店を開きたいと思っていた」と話す。

 店舗面積は7坪。テイクアウト販売のみ。内装には木目調のあしらいや緑色の壁紙を使う。

 出店エリアについて、横川さんは「商店街に近い物件を探していた。戸越銀座は住んでいる人だけでなく観光客も多いので、ショッピングの休憩時間や食べ歩きなどの需要が高いと見込んだ」と話す。

 同店は環境に配慮して、地産地消とフードロス削減をコンセプトに掲げる。東京近郊で生産・製造された食材を仕入れて輸送時のCO2排出量を抑えるほか、傷が付いて一般には流通しない果物などを積極的に調達する。生乳は群馬県産で、生クリームはカルピスのフレッシュクリームを使う。

 メニューは、シングル(カップ・コーン=430円)、ダブル(同480円)、トリプル(カップのみ=560円)。フレーバーは、季節によって味を変える看板メニュー「ミルク」のほか、フランスのチョコレートブランド・ヴァローナのカカオパウダーを使った「チョコラータ」、自家製キャラメルを使った「塩バターキャラメル」、茨城県産のイチゴを3種類ミックスした「いちごミルク」、長野県産のラ・フランスを使ったソルベなどをそろえる。プレミアムメニュー(シングル=プラス100円、ダブル・トリプル=プラス50円)として「抹茶」「ピスタチオ」「ミックスナッツ」「巨峰のソルベ」なども用意する。

 「旬に合わせてフレーバーを増やしていく予定。ラインアップで季節を感じてほしい」と横川さん。「今の業態で力を付け、いずれはジェラートの卸売やネット通販などもやっていきたい」と意気込む。「店名はイタリア語で『幸せ』の意味。ジェラートを通じてお客さんを幸せにしたい」とも。

 営業時間は11時~19時。火曜定休。

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