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武蔵小山にジェラート店 系列店アルバイトの和太鼓奏者を店長に抜てき

店長の丸山夕芽把(ゆめは)さん(左)とスタッフ

店長の丸山夕芽把(ゆめは)さん(左)とスタッフ

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 イタリアンジェラート専門店「La DOPPIETTA TOKYO PLUS(ラ ドッピエッタ トウキョウ プラス)」(小山3)が6月13日、武蔵小山駅前のパークシティ武蔵小山ザ・モール3階にプレオープンした。グランドオープンは7月7日の予定。運営はACCENDINO(同)。

「La DOPPIETTA TOKYO PLUS」外観

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 ピッツェリア「La TRIPLETTA(ラ トリプレッタ)」(小山3)の系列店で、熱海銀座のジェラート専門店「La DOPPIETTA」(静岡県)に続く同ブランド2号店。熱海近郊の農家と直接契約し、オーナーの地元・静岡産の食材を使うジェラートを提供する。店舗面積は11坪、席数は14席。

 店長の丸山夕芽把(ゆめは)さんは、プロの和太鼓奏者として活動する傍ら、トリプレッタでオープン当初からアルバイトとして働いていた。今後の働き方について相談を受けたオーナーの太田賢二さんが、新店の店長に抜てきしたという。太田さんは「弊社は、伊豆のプロサッカーチームの公式スポンサーとして選手の就職支援実績がある。彼女の和太鼓奏者としての夢も応援したい」と話す。

 「プロ奏者なのに、アルバイトもする自分がどこか後ろめたかった。どちらも本気で取り組み堂々と両立するため、働き方を変えた」と丸山さん。丸山さんが決意表明した6月1日のフェイスブック投稿には、277件の「いいね」と135件の応援コメント(6月18日現在)が寄せられている。

 ジェラートメニューは、「マルスギ緑茶」「ティラミス」(以上、シングル・ダブル=500円、トリプル=600円)「ピスタチオ」(同=700円、同=800円)など、常時10種類のフレーバーを提供する。持ち帰り用に約30種類をそろえる個包装タイプ(1個=500円、ピスタチオのみ600円)も。

 「素材選びには生産農家まで足を運ぶ。質は同じでも見た目の規格で市場に出荷できなかった食材を仕入れて、ジェラートとして生まれ変わらせることも。完成品を見て農家さんが喜んでくれるのがうれしい」(太田さん) そのほか、2種類のスープに雑穀ご飯またはパンが付くセットメニュー(900円)やソフトドリンク、アルコールなども用意する。

 「小腹が減った時に、気軽に誰でも寄ってもらえたら」と丸山さん。太田さんは「UberEats対応やEC販売も検討中。夢があるのに金銭的な理由から諦めてしまう人は多いが、そういう人の力になり、応援できる場所を提供したい。丸山さんが夢をかなえたい人の新しい働き方のロールモデルになってくれたら」と真っすぐなまなざしを向ける。

 現在は、ショーケースの拡充やメニュー開発を目的としたクラウドファンディングを実施中。7月7日まで。

 営業時間は11時~18時(7月からは20時までの予定)。新型コロナウイルス感染症対策として、営業中は店舗入り口を常時開放して換気するほか、各所をアルコール消毒し、スタッフはこまめに手を洗ってマスクを着用する。

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