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品川で元日ハム・広瀬哲朗さんが野球教室 野球に向き合う心の成長促す

「子供の森公園」(北品川3)で開かれた野球教室の様子

「子供の森公園」(北品川3)で開かれた野球教室の様子

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 「広瀬哲朗 BASEBALL SCHOOL(ベースボールスクール)」が3月6日、大井スポーツセンター野球場(品川区八潮4)で開講した。

広瀬哲朗さん

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 元プロ野球選手の広瀬哲朗さんが小・中学生向けに開いた個人教室。広瀬さんは1986(昭和61)年、日本ハムファイターズにドラフト1位で入団。1998(平成10)年の現役引退後は、野球解説や後進の育成指導を行っている。2003(平成15)年、2004(平成16)年は、女子野球日本代表の総監督として世界大会連覇を果たした。

 広瀬さんは品川エリアで、数年前から子ども向け野球教室の講師を務めていた。個人指導は2022年春から始めたという。今回の開講を機に、週1回の教室形式に変更した。参加者は、初心者から地元の少年野球チームに所属する選手までさまざま。

 開講の経緯について、広瀬さんは「コロナ禍もあって野球教室の継続が危ぶまれたが、保護者からの要望に応えて定期開催することにした。勘違いされがちだが、元プロが教えれば技術的にすぐ伸びるわけではない。子ども自身が練習の意味を理解して取り組んでいけるよう、野球に向き合う姿勢やうまくなるための考え方を伝えていきたい」と話す。

 練習では、走塁や投球、守備、バッティングの基本を指導する。子どもたちが自ら体の使い方を意識したり、目標を持って練習に取り組んだりできるよう、長期的な視点を大切にするという。

 3月27日は、「子供の森公園」(北品川3)の少年野球場で練習を行った。小学校2年生の未経験者から4月に中学校に進学する少年野球の選手まで、約10人が参加。走塁や投球の練習に励んだ。広瀬さんから「WBCの試合を見てどう感じたか」と聞かれた参加者たちは「かっこよかった」「すごかった」などと答えていた。

 広瀬さんは「小・中学生のうちは、成長期でどんどん体力は向上するし、練習すれば技術も身についていく。それより大事なのは、野球と向き合う心が伸びていくかどうか。目標を高く持ち、目先の結果にとらわれず、自分のプレーに手応えや課題意識を感じながら野球を楽しむようになってほしい。子どもたちだけでなく、保護者の皆さんも試合結果に一喜一憂するのではなく、長期的な目線でのサポートを意識してもらえたら。野球を続けていくには、親子が二人三脚で信頼し合えることが大事。球児の保護者を対象とした講演会も開催していけたら」と意欲を見せる。

 練習時間日は月曜19時~21時。レッスン費用は月=1万5,000円。

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