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三田・けいなか商店街に「焼肉三田 大尚山」 たれは「晩翠」のレシピを再現

店長の成慶泰(ソン・キョンテ)さん(左から2人目)とスタッフ

店長の成慶泰(ソン・キョンテ)さん(左から2人目)とスタッフ

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 「焼肉三田 大尚山(だいしょうざん)」(港区芝5、TEL03-6453-8951)が三田駅近くの慶応仲通り商店街(けいなか)にオープンして1カ月がたった。運営は不動産事業を手がける龍(りゅう)リアルエステート (神奈川県)。

「焼肉三田 大尚山」1階

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 「三田酒場GONGON(ゴンゴン) 」跡を改装して利用する。店舗面積は約41坪、席数は44席。
内装はアイボリーを基調として「明るく広々とした雰囲気」を意識しつつ、彫刻欄間や金色の竜が描かれた飾り物で高級感を演出したという。

 同店は、1966(昭和41)年に三田で創業し、2023年3月にコロナ禍の影響で閉店した焼き肉店「晩翠 (ばんすい)」の味を引き継ぐ。 提供する肉は産地や銘柄にこだわらず、その日その日で最も良い肉を 「晩翠」と同じ専門業者から仕入れ、たれはしょうゆと数種類の野菜を独自の配合でブレンドした「晩翠」のレシピを再現する。

 店長の成慶泰(ソン・キョンテ)さんは「閉店まで晩翠で働いていたことで、龍リアルエステートの社長に声をかけてもらった。出店場所を探していたところ、三田酒場GONGONオーナー から店を閉めるという話を聞き、近隣の縁を感じてこの物件に決めた 。同店へのリスペクトを込めて、ロゴデザインを踏襲した 」と話す。

 看板メニューの「大尚山神盛り~天空へのRASEN階段~」(9,980円)は、上タンと特上厚切りタン、上ハラミ、大尚山ロース(リブ芯)、大尚山カルビ(フカヒレ)を2枚ずつと、赤身角切りステーキ(シンシン)、特上厚切りミスジを盛り合わせる。「本日の厳選3種盛り(塩・たれ)」(3,500円)や「ホルモン3種盛り(みそ・塩)」「葱(ねぎ)すぎる上タン塩」(以上1,980円)なども。

 そのほか、店内で30時間煮込んだ牛骨スープを使う「牛骨醤油(しょうゆ)ラーメン」や、「キムチ3種盛」「ナムル4種盛」「炙(あぶ)りユッケ」(以上1,290円)、赤身肉を炙ったすし「本日の握り」(1,090円)、「ホルモン湯引き」(980円)などをそろえる。

 ドリンクメニューは、「ザ・プレミアムモルツ」(小=450円、中=600円)や「こだわり酒場のレモンサワー」(550円)、「ジムビームハイボール」(500円)、冷酒(650円)、グラスワイン(赤・白、各900円)、「ホッピーセット」(白・黒、各530円)、ウーロン茶、コーラ(以上350円)などを提供する。

 90分の飲み放題と12品の料理がセットになったコース(8,000円)も用意する。客単価は7,000~8,000円。

 ランチメニューは「上焼肉ランチ」(2,000円)や「ネギタン塩ランチ」「切り落としランチ」(以上1,200円)など。ソフトドリンク1杯付きで、ライスお代わり自由。

 「私以外にも晩翠の元従業員が多く在籍している。ノウハウを生かして、晩翠の常連さんにも足を運んでもらえるような活気ある店づくりをしていきたい」と成さん。今後は焼き肉弁当のテイクアウト販売やイベント開催など、「これまでやっていなかった 新しいことにも挑戦していく」と意気込む。

 営業時間は11時30分~14時、17時~23時。土曜・祝日はディナーのみ。日曜定休。

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