「京都拉麺(ラーメン) めんくら」(品川区南品川2、TEL 03-6260-0633)が、青物横丁駅近くのジュネーヴ平和通り沿いにオープンして2カ月がたった。
ラーメン店「壱角家」跡を居抜きで使いオープンした同店。店舗面積は11坪。席数はテーブル=8席、カウンター=10席。飲食店事業を手がける企業で20年以上勤務した店主の中畑幸広さんは「物件選びで妥協すると営業で苦戦するため、1年以上かけて場所や家賃など納得できる条件を選んだ。内装は壁を白く塗り、以前の店とは異なる落ち着いた雰囲気にした」と話す。
中畑さんは個人事業主として飲食事業を始めるに当たり、経営の安定性や初期投資の費用などを総合的に判断し、ラーメン店を選択。提供するラーメンのジャンルは、近隣の競合店をリサーチして決定したという。「毎日同じ味を提供できるよう、特定の職人に頼った技術を使わない作り方を意識している。話題性や自分が実現したいことよりも、お客さんのニーズに応えていくことで、末永く店を続けていきたい」と話す。
メニューは、九条ねぎがのった背脂豚骨しょうゆスープの「めんくららーめん」(850円)、増量したチャーシューや味付け卵がのった「めんくららーめんスペシャル」(1,150円)、ほか「味噌(みそ)とんこつらーめん」(1,000円)、「つけめん」(1,100円)、「ギョーザ」(5個=380円)など。ドリンクは「アサヒ生ビール」(小=290円、中=480円)、コーラ(200円)などを用意する。
ラーメンには、菅野製麺所(大田区)の麺を使う。「『めんくららーめん』に使っている細麺は、ゆで時間が約1分と短い。エリアの特徴としてビジネスパーソンの利用が多く、提供スピードを重視している」と中畑さん。
「まずは近隣住民のみなさん含めて幅広い客層にめんくらの味を知ってもらい、いずれは限定メニューなども考えていければ。遠方からわざわざ来てもらうような目立つ店ではなく、生活の中で何となく気軽に通ってもらえる店を目指したい」とほほ笑む。
営業時間は11時~23時。