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西小山に「一汁おにぎり 一粒万福」 起業を決意して1年弱で開店

福の「ふ」のポーズを取る社長の早川由華さん(左)と、メニュー開発やSNS担当の河尻彩江さん

福の「ふ」のポーズを取る社長の早川由華さん(左)と、メニュー開発やSNS担当の河尻彩江さん

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 おにぎり専門店「一汁おにぎり 一粒万福」(品川区小山6、TEL 03-6824-7860)が10月29日、西小山駅近くにオープンした。経営は「一粒万福」(大田区)。

「一汁おにぎり 一粒万福」外観

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 事務所跡を改装した同店。店舗面積は8坪。席数はカウンター席9席。カウンターやドアの枠に木材を使い、店内には盆栽などを飾って和の雰囲気を演出した。

 「一粒万福」社長の早川由華さんは今年の1月に創業を決意し、4月に会社を設立。おにぎり専門店での修業と起業を同時並行で進め、出店に至ったという。

 早川さんは「自分で会社を経営したいと昔から考えていた。大学時代はバックパッカーで、コロナ禍で海外に行けなくなった時期に改めて日本の文化について学び、会社を立ち上げるなら日本の文化に関係のある事業にしたいと思うようになった。祖父母が米農家だったことと、手から手に渡すおにぎりで和の心を伝えたいと考え、この業態にした」と話す。

 おにぎりの種類は、しょうゆ漬けの筋子とサケの「さけの親子」(600円)、「和風エビマヨ」(450円)、卵黄のしょうゆ漬けとそぼろの「お月見そぼろ」(400円)ほか、「すっぱいうめ」「しそ昆布」(以上300円)、「生たらこ」、担々麺の肉みそをイメージした「たんたん」(以上350円)、「極上あさりしぐれ」「明太(めんたい)マヨクリームチーズ」(400円)などを用意する。プラス50円でごはんの量多め、無料で少なめにも対応する。テイクアウト販売も行う。

 セットメニューの「一汁おにぎりセット」(おにぎり2個=990円~、3個=1,280円~)は、赤だしのしじみのみそ汁と、塩麹で漬けたきゅうりとたくあんが付く。

 米は京都の「八代目儀兵衛」から取り寄せたおにぎり専用のブレンド米を使い、のりは大森の「並木海苔店」から仕入れる。みそは亀戸のみそ専門店「佐野みそ」で10種類以上を試し、おにぎりとのセットとして提供するみそ汁に最も合うものを選んだという。

 「オープン初日はたくさんの方に来店していただいた。リピーターになってもらえるように、オペレーションなどの改善を重ねていく」と早川さん。「フランチャイズや海外進出も視野に入れているが、まずはこの1店舗目を、地域の皆さんに愛されるお店にしていけたら」と笑顔を見せる。

 営業時間は11時~15時。

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