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品経PV1位は明和電機「大処分市」 有名店「ブルドック」「波止場」も上位に

明和電機の土佐信道さん。「大処分市」開催直前のアトリエで

明和電機の土佐信道さん。「大処分市」開催直前のアトリエで

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 品川経済新聞の2023年PV(ページビュー)ランキング1位は、武蔵小山にアトリエを構えるアーティスト・明和電機による「大処分市」の開催を報じる記事だった。

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 ランキングは、今年1月1日から12月14日までに配信したヘッドラインニュース234本のPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。

1. 武蔵小山で明和電機が「大処分市」 デビュー30周年、試作品や失敗作を放出(8/25)

2. 北品川にレバニラ専門店「レバニラや 金太郎」 秋田に本店、週2で出張営業(9/29)

3. アンナミラーズが品川で期間限定復活 高輪店閉店から1年の節目で(8/28)

4. 大井町の洋食店「ブルドック」がXで思い出の写真募集 火災被害で焼失(10/4)

5. 大井町にとんかつ店「波止場」 西小山から移転、コースメニューも(4/25)

6. 北品川にラーメン店「カニ龍」 スープはワタリガニと豚骨、味付き替え玉も(11/8)

7. 大井町に「築地果汁創作所」 旬の果物を使ったフルーツサンド販売(1/10)

8. 西五反田エリアに「彬龍華66」 ヤザワミート系列、初の中国料理店(1/16)

9. 武蔵小山~大井町・高輪ゲ駅に東急バス新路線 羽田空港連絡便の延伸も(3/1)

10. 戸越公園駅近くに「クルームクレープ」 友人3人で開業、ミニクレープも用意(3/24)

 明和電機は土佐信道さんのプロデュースによる芸術ユニットで、5月にデビュー30周年を迎えた。「日本の高度経済成長期の中小企業のスタイル」で活動し、作品を「製品」、ライブを「製品デモンストレーション」と呼ぶ。代表的な製品は、オタマジャクシ型電子楽器「オタマトーン」や、指パッチンで木魚を鳴らす楽器「パチモク」など。

 同アトリエでは、製品の部品などを放出する大処分市を定期的に開催している。大処分市当日の様子について、土佐さんは「オープンするや否やお客さんが飛び込み、地獄のような惨状になるかと思ったが、節度のある来場者の皆さんによってあっという間に処分品がなくなり、アトリエがきれいに片付いてありがたかった」と話す。「来年以降も大量の処分品が出るくらい、頑張って新製品を開発していきたい」とも。

 2位にランクインした「レバニラや 金太郎」は、タレント・寺門ジモンさんの発言がきっかけで東京への出張営業を始めたレバニラ専門店。4位は、大盛りで知られる大井町の洋食店「ブルドック」が火災被害に遭い、メディア対応のために懐かしの写真の提供をXで呼びかけたところ、多数の写真がエピソードとともに寄せられたというニュースだった。

 そのほか、高輪店の閉店から約1年後に品川でポップアップストアを開催したアメリカンパイショップ「アンナミラーズ」や、ヤザワミート系列初の中国料理店「彬龍華66(はんりゅうか ろくろく)」の開店、とんかつ店「波止場」の移転など、地元では知られたブランドや店のニュースも注目を集めた。

 来年4月には、五反田・ゆうぽうと跡地にオフィスと飲食街とビジネスホテルの複合施設「五反田JPビルディング」が、大井競馬場第3駐車場跡地にミュージカル劇場「シアターH」などが、それぞれ開業を控える。品川経済新聞では今後も、大規模再開発から個人店のオープンや地元イベントなど、品川エリアならではのニュースを届けていきたい。

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