立ち飲み「たこ焼き ゴルビィ」（品川区小山台1、TEL 080-3537-9705）が2月17日、不動前駅近くのかむろ坂通り沿いにオープンした。

「たこ焼き ゴルビィ」外観

　居酒屋「もんぱち」（西五反田5）が弁当を販売していたテナント跡を改装して利用する。店舗面積は約5坪。店内はカウンターのみ。

　大阪出身の店主、廣瀬友昭さんはたこ焼き店の出店を目指して上京し、不動前・山の手通り沿いに2010（平成22）年、「Cafe & Barゴルビィ」を開店した。バーでありながら、たこ焼きや仕事帰りの人向けの定食「ミッドナイトランチ」などを提供していたが、物件の老朽化によって2021年に閉店。翌年から四谷4丁目でキッチンカー営業をしながら、移転先を探していたという。廣瀬さんは「いい物件が見つかったため、なじみ深い不動前に戻ってきた」と話す。

　たこ焼き（6個＝570円、8個＝760円）は大阪風のやわらかい食感で、注文を受けてから焼き上げる。トッピングは「ソースマヨ」や「醤油（しょうゆ）マヨ」「明太（めんたい）マヨ」のほか、別添えのだしに浸して食べる「あったかいだし」（50円増し）や、中華料理の調理経験がある廣瀬さんがキッチンカー営業時に考案した「麻婆（マーボー）」ソース（200円増し）も。テイクアウト可。

　おつまみメニューは、「たこせん」「セロリの浅漬け」（以上400円）、「牛もつ煮込み」「きのこマリネ」（以上500円）、「鉄板つくね」（580円）、10種類ほどのおでん（100円～）など。たこ焼き、つまみ、好きなドリンク1杯をセットにした平日限定の「お疲れ様セット」（1,300円）も提供する。

　ドリンクメニューは、「生ハートランドビール」（600円）、「サッポロ赤星 中瓶」（700円）のほか、ハイサワー、ハイボール（以上500円～）、グラスワイン、焼酎（以上600円～）、ソフトドリンク（300円～）などをそろえる。

　「不動前は自分にとって、東京の実家のような存在。再オープン後は、以前の常連さんや新しいお客さんが連日来てくれてありがたい」と廣瀬さん。「かむろ坂は桜の名所。お花見シーズンにはテラス席も用意したい。今後はかつてのミッドナイトランチのような食事メニューも提供できたら」と笑顔を見せる。

　営業時間は17時～24時。月曜定休。3月3日には、試験的に日曜の昼営業を予定する。