バー「華ぐ夜 ~kaguya~」(品川区戸越1)が戸越銀座商店街にオープンして2カ月がたった。運営はかぐや(西五反田2)。
小料理店「和ぐや(かぐや)」(西五反田2)の姉妹店。おでん居酒屋「ネバーランド宴(うたげ)」跡を居抜きで使う。店舗面積は約20坪。カウンター席12席のほか、14人がけのソファを店の中心に設置し、リラックスできるような空間を作ったという。
店長の野崎宏和さんは18歳で飲食業界に入り、2021年に独立して「和ぐや」をオープン。新たにバーを出店した理由について、「お酒の場が好きなこともあり、独立当初からバーも出店してみたい気持ちがあった。五反田に近い戸越銀座で物件がようやく見つかり、出店に至った」と話す。
コンセプトは「アミューズメントバー」。カラオケやダーツのほか、米国発祥のテーブルゲーム「ビアポン」の設備を置く。「バー営業だけだと店の広さを持て余してしまうかと思い、アミューズメント要素を充実させた。品川エリアは本格的なビアポンを楽しめる店が少なく、ゲームそのものの知名度も低い。この店からビアポンの楽しさも発信できれば」と野崎さん。カラオケは1曲=200円、ダーツは1人あたり1ゲーム=100円(クリケットのみ200円)、ビアポンは1人あたり1ゲーム=300円。
ドリンクメニューは「サッポロ黒ラベル」「バドワイザー」「ハイネケン」「ギネス」(以上680円)、緑茶ハイ、ジャスミンハイ、ウーロンハイ、コーン茶ハイ、紅茶ハイ(以上500円)、グレープフルーツハイ、オレンジハイ(以上600円)、「サントリー角」「デュワーズ」(以上580円)、「ジャックダニエル」(650円)、「知多」(800円)などを用意する。焼酎やリキュール、ワイン、シャンパン、テキーラなどもそろえる。
フードメニューは、ポテトチップス(450円)、チーズ、生チョコアイス(以上500円)、ナポリタン、カルボナーラ、五目チャーハン、エビピラフ(以上700円)などを提供する。
「今後は、店を貸し切ってビアポンやダーツの大会を開いたり、大きなスクリーンでスポーツ観戦をしたりして、営業の幅を広げていきたい」と野崎さん。「お客さん同士が仲良くなれるコミュニティーとして機能すればうれしい。1人でも大勢でも楽しめる店なので、気軽に足を運んでもらえれば」とほほ笑む。
営業時間は20時~翌5時。