「まちぐるみ文化イベント2024あつまれ!えばら」が11月3日、荏原・武蔵小山エリアで開催される。主催はまちぐるみ文化イベント実行委員会・品川区。運営は舞台制作などを手がけるTASKO(タスコ、品川区小山3)。
荏原エリアの文化的魅力を発信・発見する市民参加型イベントで、コンセプトは「みつけるドキドキ 感じるカルチャー」。スクエア荏原(荏原4)、パークシティ武蔵小山 THE MALL(小山3)の2カ所を中心に、品川区にゆかりのあるアーティストのステージパフォーマンスのほか、ワークショップを行う。
パークシティ武蔵小山 THE MALLで披露されるのは、しながわ観光大使のシナモロールによるショー、二胡奏者ウェイウェイ・ウーさんによる二胡の演奏、コミックバンド「ザ・ぷー」の楽曲とコントをミックスしたパフォーマンス、科学実験芸人「かがくと森田くん」によるサイエンスショー。ワークショップは、「SHIKAKU workshop」による口が動く「パクパクアニマルのコラージュ」と、ポップな色の「丸窓掛け軸カード」の工作体験などを開催する。
スクエア荏原では、19団体がステージパフォーマンスや展示、ワークショップを行う。プログラムは、今年のダンススタジアム東京都大会で準優勝した品川エトワール女子高等学校ダンス部 EDC familyのダンス、荏原エリアに拠点を構えるアーティスト・明和電機プロデュースの「ヒゲ博士」によるメカニカルミュージカル、ソーシャルサーカスカンパニー「SLOW CIRCUS」のステージパフォーマンスなど。初心者でも簡単にサーカスの技を体験できる「ソーシャルサーカス初心者キット」の体験コーナーも設ける。「こどもマルシェ」は、小学生がダンボール2個分のスペースで商品の販売やサービスなどを独自に企画する。
スクエア荏原のアリーナでは、デフリンピック啓発イベント「デフスポーツ&アートフェア2024」を開く。スポーツとアートを通じてデフ(聞こえない人、聞こえにくい人)の世界を体験してもらう企画で、デフサッカーやデフ陸上、手話体験などのブースを展開する。「混ざりあうアートワークショップ」は、手話などをモチーフにした作品を手がけるアーティストの門秀彦さんと一緒に、壁画1面を完成させる。
飲食店ブースは、昨年の6店から13店に増やす。ルーローハンを販売する「おかかキッチン」(戸越6)や、4月に営業を再開した「マロニエ洋菓子店」(旗の台4)、ナチュラルワインを提供する「Kirin Store」(同1)などが出店する。
当日は、「スクエア荏原 インフォメーションテント」で行う福引に使える福引券を配布。景品は、しながわ水族館ペア入館券などを用意する。福引券は、関連イベントとして開催される2イベントでも配布。2イベントは、10月20日にエコル戸越(豊町2)で開催される「エコルフェス-2024 AUTUMN-」と10月27日に西小山駅前広場周辺(小山6)で開催される「にしこやまつり」。
TASKOプロデュース&制作部の吉良穂乃香さんは「子どもだけでなく、大人も楽しめるワークショップを企画している。品川エリアの飲食店出店が増えているので、知らなかった地元の店を知って、実店舗にも行ってもらえたら」と話す。同社事業部の加藤夏帆さんは「荏原にゆかりのある人やアーティストと出会える場。応援したくなる地元のアーティストを見つけてもらえれば」と来場を呼びかける。
開催時間は11時~17時。入場無料。