
鳥料理専門店「丸鶏はじめ」(品川区南品川2、TEL 03-5460-6778)が6月16日、青物横丁駅近くにオープンした。運営はVector Plus(ベクトルプラス、大田区)。
そば店跡に建てられた新築ビルに出店する。同社管理本部長の水井優さんは「周辺に住宅が多いことから、飲み会需要だけでなくファミリー層の利用を見込んでいる。4人がけのテーブル席を多くして、落ち着く空間づくりを意識した」と話す。店舗面積は21坪。席数は46席。想定客単価は5,000円。
同社社長の藤川洋二さんは鹿児島県出身で、「九州酒場ひとぼし」など九州料理や鮮魚が中心の居酒屋を展開してきた。水井さんは「長年にわたり計画してきた鳥料理専門業態がようやく形になった。鮮度の良い国産鶏の肉を部位それぞれに合った調理法で提供する」と話す。「大田区に運営店舗が多く、青物横丁も出店圏内だった」とも。
鳥料理は「揚げ」「焼き」「炊き」のメニューをそろえる。国産銘柄鳥を使った「ひな鶏素揚げもも・むねセット」(以上1,848円)のほか、「薩摩地鶏炭火焼き」(1,078円)、「濃厚炊き鶏」(1人前=1,100円、2人前から注文可能)など。鳥刺しに甘めの九州じょうゆを合わせた「鶏刺盛り合わせ」(1, 848円)も提供する。串に刺さず皿に盛って提供する焼き鳥は、せせり、レアささみ、砂肝、やげん、白レバー(以上、1皿=440円、お任せ3皿=1,210円)など約10種類を用意する。
このほか、「一番出汁(だし)の玉子焼き」(660円)、「さつま芋フライハニーマヨ」(649円)、「焼きチーズキーマドリア」(869円)、「薩摩地鶏土鍋ご飯」(1.5合=2,035円、2合=2,530円)などのサイド・ご飯メニューを提供する。「子どもでも食べやすいよう、甘い味付けの料理を多く取り入れている」と水井さん。
ドリンクメニューは60種類以上。焼酎の看板メニューには、鹿児島の芋焼酎をそろえる。「魔王」「村尾」(以上グラス=1,100円)、「森伊蔵」(グラス=1,320円)など。3つの銘柄の頭文字を取った「3M(スリーエム) 飲み比べ3種(1,650円)」も用意する。このほか、生ビール(649円)、デュワーズハイボール(495円)、「ごろごろレモンの最強レモンサワー」「最強塩レモンサワー」(以上660円)もそろえる。
オープン後の反響について、店長の村上裕哉さんは「平日に会社員が利用する店を想定していたが、実際は土曜・日曜に近隣の人が多く来店し、常連客が増えている。今後はランチメニューや宴会コースも提供できれば。地域一番店になれるよう盛り立てていきたい」と話す。
営業時間は17時~24時。