
「東京食肉市場まつり2025」が10月18日・19日、品川駅港南口近くの東京都中央卸売市場食肉市場(港区港南2)で開催される。主催は一般社団法人東京食肉市場協会。
昨年の様子。販売コーナーでは、牛肉や豚肉、食肉加工品などを用意する(写真提供=スタジオアトム)
国産の牛肉・豚肉の消費拡大、市場の認知と役割の理解促進、ブランド牛のイメージ確立を目的に、年に一度、市場を一般開放する同イベント。公式発表によると、昨年の来場者数は2日間で2万1569人だったという。
目玉企画は、来場者に無料で推奨銘柄牛を振る舞う試食会。今年は、鹿児島県で育てられた黒毛和種の牛肉「鹿児島黒牛」が選ばれた。同協会事務長の星野亜矢子さんは「とろけるような食感と、繊細ながらもしっかりとした肉と脂のうまみが魅力」と話す。
無料試食コーナーでは、鹿児島黒牛のしゃぶしゃぶ、かごしま黒豚しゃぶしゃぶ、もつ煮込みを数量限定で用意する。試食開始時間は両日とも、しゃぶしゃぶ=10時~、もつ煮込み=13時~。試食開始時間に、指定の場所でそれぞれの試食券を配る。「鹿児島黒牛ステーキ重」のキッチンカー出店や、「世界の屋台料理コーナー」も設置する(いずれも有料)。
販売コーナーには、鹿児島黒牛や国内産の牛肉・豚肉、食肉加工品、鹿児島県の特産品、大田市場協会の野菜などが並ぶ。革製品や革小物の展示販売も。
ステージでは、鹿児島県出身の著名人を招き、同県を紹介するイベントを行う。登壇ゲストは、18日が元サッカー日本代表の前園真聖さん、19日が元競泳選手で北京オリンピックメダリストの宮下純一さん。このほか、両日、品川区の伝統芸能「大井権現太鼓」の演奏や、「肉の求道者」としてメディア出演などを行う小池克臣さんによるトークショー「肉バカ 小池の和牛大学」、肉に関する「クイズ ミート・ザ・Q」などを行う。
星野さんは「今年で44回目となるが、年を重ねるごとに盛大になり、お客さまに大きく期待していただけるようなイベントに成長したのではないか。食肉市場を知ってもらう良い機会なので、足を運んでもらえたら」と来場を呼びかける。
10時開場。閉場は、18日=16時、19日=15時。最終入場は各終了時間の30分前まで。入場無料。