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大崎のO美術館で平岩共代さんの企画展 金属主軸の立体作品90点を展示

「Convey Why しろくも」(写真提供=O美術館)

「Convey Why しろくも」(写真提供=O美術館)

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 企画展「平岩共代:存在の痕跡 -見えてきたもの- Traces of Existence:What Has Become Visible」が10月18日、大崎ニューシティ2号館2階のO美術館(品川区大崎1、TEL 03-3495-4040)で始まる。主催は品川区と品川文化振興事業団。

「ネックオーナメント Blue Zone」(写真提供=O美術館)

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 「品川区民芸術祭2025」の一環として、O美術館では毎年、品川区にゆかりのあるアーティストの作品を展示している。金属造形作家の平岩共代さんは約30年前から品川区内在住。鍛金技法(金属を金づちなどで打って形を変える工芸技法)をベースに、金属を主軸とする立体作品作りやジュエリーの制作、インスタレーションに取り組んできた。

 会場では初期作品をはじめ、ネックオーナメントやブレスレット、ブローチなどのモダンジュエリー、ステンレスワイヤと和紙など異素材を組み合わせたインスタレーション、大和言葉「つらつら椿(つばき)」から連想して作られた金属のツバキなど、約90点を展示する。

 関連イベントとして10月25日15時~16時、11月12日18時~19時30分にギャラリートークを開く。横須賀美術館学芸員の冨田康子さんをゲストに迎え、平岩さんが自身の作品について話す。定員は各回50人で、観覧予約はウェブサイトで受け付ける。

 期間中の木曜には平岩さん本人による作品説明会がある。開始時間は11時、15時(各回1時間程度)。定員は各回20人程度。参加申し込みは当日会場で受け付ける。10月23日と11月13日は、親子と障害者優先で事前予約制。

 副館長の井高由美子さんは「平岩さんの作品は、冷たく硬質な金属という素材を使いながら、柔らかくぬくもりが感じられる。初期作品から最新作まで、平岩さんの特徴的な作品を楽しんでもらえれば」と話す。

 開催時間は10時~18時30分(最終入館は18時15分)。料金は500円。高校生以下、70歳以上、障害者手帳を持つ人と付き添い1人は無料。11月26日まで。

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