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大崎ゲートシティでアートイベント「食のジャーニー」 オイシックスが企画

「オイシックス・ラ・大地」オフィスエントランス内の展示

「オイシックス・ラ・大地」オフィスエントランス内の展示

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 アートイベント「食のジャーニー:ゲートシティ大崎館内アート展」が11月3日、ゲートシティ大崎(品川区大崎1)で始まった。主催は、食材宅配サービス「Oisix(オイシックス)」を提供するオイシックス・ラ・大地(同)。

作品のもとになったエピソードもパネルで添える

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 同社の25年の社史をアート作品で表現し、社内外に向けて展示する。イベント会場は、同館イーストタワー1階・3階の共用部や、5階の同社エントランス、ウエストタワー3階の職域食堂「雨晴食堂」。

 同イベントプロジェクトチームのメンバーは「企業の歴史的事実をただ羅列するのではなく、食に関する社会課題に向き合い続けてきた当社に関わるたくさんの人々を、物語として表現したいと考えた」と話す。

 2017(平成29)年から同社がコラボレーションする国際芸術祭「大地の芸術祭」参加アーティストの中﨑透さんが、アート作品を手がける。中崎さんがオイシックス関係者にインタビューし、49のエピソードをもとにインスタレーション作品を制作した。

 「雨晴食堂」では特別企画として、サラダビュッフェの1品目に「ふぞろい食材」を使う。「生産から消費までの『食の旅路(ジャーニー)』の中で生まれる規格外のふぞろい食材でも、うま味やおいしさは通常の料理と変わらないことを伝えたい」と同メンバー。

 11月14日・15日11時~19時には、同館地下1階アトリウムで「未来へつなぐ、おいしいマルシェ」を開催する。マルシェでは、活用されなかったエビの殻を使った「カラっと香ばし白海老チップス」、ジュース製造などで搾汁した後のレモンの皮を利用した「大地のもったいナイ無茶々園のレモンこしょう(辛口)」、規格外で廃棄される可能性のあった野菜など、同社商品を販売する。

 11月15日には、中崎さんによる作品解説やトークイベントを開催する。アーティストの浅井裕介さんが制作し、一般公開されていない壁画「八百万の物語」の作品紹介も行う。定員は先着30人。事前予約制。

 イベント期間中は、アート作品の観覧スタンプラリーも実施する。アート作品を巡り、すべてのスタンプを集めた参加者には同社商品を進呈する。各日先着100人。

 同メンバーは「アートという正解・不正解で測れないものを通じて、社会課題を多角的にとらえることの意義を広く伝えたい。食卓でアートに触れてもらうためのコラボキットや商品パッケージの展開も増やしていきたい。食は誰もが関わる存在。来場者一人ひとりに、自身の食にまつわる物語に思いをはせてもらえたら」と話す。

 開催時間は10時~19時。入場無料。11月24日まで。

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