エプソン品川アクアスタジアム(港区高輪4)で「跳べないイルカ」として親しまれていたカマイルカのラッキーくんが8月2日20時30分、胃の病気で死亡したことが4日わかった。
同館では唯一のオスイルカのラッキーくんは、一番の怖がりで運動音痴だったため、パフォーマンスをなかなか覚えられなかったという。他の仲間は最大7メートル余りのジャンプができるが、ラッキーくんのジャンプはその半分程度。それでもあきらめたり嫌がったりしない様子が人気を呼び、一躍人気者となった。推定生存年数は17~18年、同館に移ってからは約4年間活躍した。
来館者がラッキーくんへの思いをつづれるよう、同所のイルカプール内に「ラッキー思い出コーナー」を設ける。コーナーには、ラッキーくん生前の写真のほか、ハイジャンプ時に使用したボールや餌バケツなどを展示。ラッキーくん応援シールの配布や天国のラッキーくんへ言葉を贈るメッセージゾーンも。
品川プリンスホテル広報の杉田さんは「突然の出来事にスタッフ一同、悲しみでいっぱい。ラッキーの安らかな旅立ちを心より願っている。現在メッセージゾーンには、『ラッキーくんに元気をもらいました』『ずっと忘れないよ』など、たくさんのメッセージをいただいている」と話す。
コーナーの展示は8月31日まで。