漆器と料理を楽しむワークショップ-目黒の和食&バーで開講

漆器の作られ方や良さについての話を聞きながら、その器で料理長の雨宮謙二さんの作る和食が楽しめるワークショップ「うるしがいいね」。講師は漆器の著書もある小川マアさん。

漆器の作られ方や良さについての話を聞きながら、その器で料理長の雨宮謙二さんの作る和食が楽しめるワークショップ「うるしがいいね」。講師は漆器の著書もある小川マアさん。

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 目黒駅近くの和食&バー「酣(たけなわ)」(品川区上大崎3、TEL 03-3441-6181)は9月13日より、漆器の講座「うるしがいいね」を開催する。

美術作家の小川マアさんが普段使いの漆器の魅力を語る

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 講師は美術作家の小川マアさん。漆を美術に取り入れるため、輪島塗りの職人から技術を学んだ小川さんは漆器に魅せられ、「うるしが、いいね。-ぬりもの対談」(2007年ラトルズ刊)を出版。現在は平面作品「下地ワークス」を制作する傍ら、「普段使いの漆器の良さ」を紹介する活動も行う。

 同講座は月1回、1講義につき2時間を予定。1回目のテーマは「手塚英明さんの小鉢とお皿を使ってみる」。毎回、職人が作った小鉢やお椀など、さまざまなタイプの器を使い漆器の基礎知識を知るワークショップを行った後、漆器に盛られた同店の和食を楽しむ。全12回。料金は1回4,200円。

 漆器の魅力について、小川さんは「木をくりぬいて漆を塗った器には、合成ではない自然の力強さがある。塗り直して長く大事に使うことができるので、今の時代が求めているものにマッチしているのでは」と話す。「今回の講座は1回で完結するが、連続して受講するとより知識が深まる。日常的に使う方法、どういうものを買えばいいのか、そもそもどこで買えるのかなど、漆器について詳しくない方でも楽しめるように進めていきたい。このワークショップを通して漆器の良さを知っていただければ」とも。

 「酣」の坂本貴洋店長は「9月から日曜日に書道、華道、漆器の3講座を始める。当店から和の文化を発信できることが楽しみ。特に小川さんは漆器の道のプロなので、知識を深めるお手伝いができてうれしい」と話す。

 営業時間は、ランチ=12時~14時(なくなり次第終了)、夜=18時~翌4時。祝日=18時~24時。日曜はイベント中心に営業する。

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