東急池上線・荏原中延駅のほど近くに中華系の立ち飲み居酒屋「くわじ」（品川区中延2、TEL 03-3782-1580）がオープンして約2カ月が過ぎた。

立ち飲み居酒屋「くわじ」の外観

　店長の桑島渉さんは、おかゆ店「粥麺楽屋 喜々」（渋谷区）で店長として4年間勤めた後に独立。これまでの経験を生かした手打ちのギョーザ、おかゆをメーンに中華系のメニューをそろえる。「値段も手ごろで、下町のような雰囲気が気に入った」（桑島さん）という理由で、荏原中延への出店を決めたという。店舗面積は5坪で、定員は約12人。

　ミュージシャンとしての顔も持つ桑島さん。元ピチカート・ファイヴの高浪敬太郎さんがプロデュースしたバンド「Afterme（アフターミー）」にギタリストとして参加。1999年から2002年にかけて、コロムビアミュージックより3枚のアルバムをリリースしている。現在も多様なジャンルを織り交ぜたラテンロックバンド「El Quazzo（エルクワゾ）」のメンバーとして活動中。

　フードメニューは、ニンニク、ニラを入れていない本格的な「満月餃子 10個」（800円）、ニンニク、唐辛子がたっぷりと入った「台湾腸詰」（650円）、「きのこのスープ水餃子 4個」（600円）、「牛すじの煮込み」（450円）、「中華街の鶏粥」（450円）など20種類をそろえる。

　ドリンクメニューは、生ビール（500円）、ハイボール（350円）、ジャスミン割（350円）、梅酒（500円）のほか、「ギョーザ、台湾腸詰めと意外に合う」というラム（500円）など20種類を用意。客単価は1,500円。

　今後について、桑島さんは「基本的に安いメニューばかりなので、とりあえずお酒1杯とギョーザだけでも大歓迎。良い音楽をかけている自信もあるので、酒を飲みながら一緒に楽しんでほしい」と話す。

　営業時間は17時30分～翌1時。