戸越銀座の写真店でコンテスト-小説「かわいいカノン」とコラボ

神戸在住の作家、季東将司さん。自身のデビュー作「かわいいカノン」を手に。

神戸在住の作家、季東将司さん。自身のデビュー作「かわいいカノン」を手に。

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 戸越銀座の写真店「フォトカノン」(品川区戸越2、TEL 03-5498-1641)で10月2日より開店1周年記念イベント「小説『かわいいカノン』写真コンテスト」が行わている。

関連画像(グランプリ水越智賀子さんの作品)

 同店は昨年10月10日、ギャラリーと雑貨店を併設した写真店としてリニューアルオープン。定期的に写真やイラストの展示、フォトコンテストなどを開催してきた。

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 今回のコンテストは、昨年5月に発売された季東将司さんの小説「かわいいカノン」(徳間書店)と店名の「カノン」が同じだった縁で実現。季東さんが作中から5つの文章を選び、それぞれに合ったイメージ写真の撮影を課題に1人5点を募集した。

 現在28歳の季東さんは同作品がデビュー作。小説「かわいいカノン」は、10歳年上の従姉妹から「かわいくなるコツ」を伝授された主人公が、「100番目にかわいいと言ってくれる人が運命の人」という言葉を信じ、「100番目のかわいい」を探す恋愛小説だ。

 「作者が女性だと思われることが多い」とはにかむ季東さん。作品について、「誰にでも起こる得る日常を切り取り、魅力的な物語を書きたかった。インパクトのある話ではないが、純粋な物語が今の世の中にどれだけ受け入れてもらえるのか。これを挑戦してみたかった」と話す。

 同コンテストには15人の応募があり、中には大分県から送られてきた作品もあったという。選考は季東さんと同店スタッフの近一志さん、同店リニューアル時からプロディースを手掛けるggさん、映画監督の永田琴さんが行い、11日に発表。グランプリ(かわいいカノン賞)は、「小説の空気感に合う」と満場一致で水越智賀子さんの作品に決定した。

 季東さんは、「楽しみにしていたが、応募作品を目の前にすると圧倒されてしまった。どの写真も文章に直結するイメージ以上の広がりがあり、すばらしいと思う。文章を書く脳とはまた違う部分を使うのかと感心した」と話す。

 近さんは「実はこの企画はオープン当初から温めていたもの。今回1周年という節目で実現できてうれしい。さまざまなご縁があり開催に至ったので、今後もこのご縁を大切にし、多くの作家さんとイベントを行っていきたい」と意気込む。

 コンテストの応募作品は14日まで展示(予定)。 営業時間は、平日=9時30分~20時、土曜・日曜・祝日=10時~20時。木曜定休。

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