目黒のギャラリーでアウンサンスーチーさん写真展-未公開写真も

アウンサンスーチーさんと夫・マイケルさんの写真の前でスタッフのみなさん。中央右が宮下さん、中央左が大藤さん。

アウンサンスーチーさんと夫・マイケルさんの写真の前でスタッフのみなさん。中央右が宮下さん、中央左が大藤さん。

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 目黒のギャラリー「やさしい予感」(品川区上大崎2、TEL 03-5913-7635)は10月21日から、「アウンサンスーチーと彼女を支えた家族の写真展」を開催する。

幼い長男を胸に抱くアウンサンスーチーさん

 同展は、利用客としてギャラリーを訪れた宮下夏生さんから「場所が気に入ったので展覧会を開きたい」と持ちかけられたことがきっかけで実現。美術史家の宮下さんは、80年代からアウンサンスーチーさんと家族ぐるみの付き合いで、英国に留学していたころを知る。

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 宮下さんはアウンサンスーチーさんについて「目がキラキラして本当にきれいだった。初めて出会った時、彼女がチョコレートケーキを作ってくれて、一緒にアフタヌーンティーを楽しんだ」と振り返る。

 展示する写真は約30点。宮下さんは同展を開催するにあたり昨年12月に渡英。アウンサンスーチーさんの亡き夫、マイケル・アリスさんの兄から預かった家族写真と、アウンサンスーチーさんを子ども時代から知るビルマ人・マネタ夫人の所蔵写真を中心に、「親しい人だけが知っていたスーチー女史の愛にあふれた日々」を紹介する。

 見どころについて、同ギャラリーの大藤さんは「有名な政治運動家であり、家族を顧みずに戦っているというイメージがあるが、若いころのスーチーさんやプライベートで見せる顔、家族愛にあふれた写真を見ると、決してそうではなかったことがわかる。今回初公開する写真も多く、近しい人に見せた本当のスーチーさんが見られると思う」とコメント。

 「個人的には、とてもきれいな、人間らしいピュアなスーチーさんを見たように感じた。普段開催する写真展では、作家が気に入って撮影した作品が多かったが、今回は人物をクローズアップしている。ぜひ、政治的な運動とは関係のない『素顔』のスーチーさんを感じとっていただければ」とも。

 宮下さんは「スーチーさんの軟禁は今もなお続いており、電話もテレビもパソコンもなく、外部とのコミュニケーションが断たれている。この写真展を通じて、一人でも多くの方に彼女のことを知ってもらいたい。今後もさまざまな場所でこの写真展を開いていく予定」と話す。

 開催時間は11時~20時。今月26日まで。

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