白金台の洋服店で「桜祭り」-桜がテーマの商品、店内埋め尽くす

白金台にある洋服店洋服店「SHIGEKI KOBAYASHI」の外観。

白金台にある洋服店洋服店「SHIGEKI KOBAYASHI」の外観。

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 白金台交差点の近くにある洋服店「SHIGEKI KOBAYASHI」(港区白金台5、TEL 03-6316-0082)で3月16日より「桜祭り」が始まった。

伝統的な技法「手捺染」を採用したカットソー

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 同店はデザイナー・小林シゲキさんのブランド「SHIGEKI KOBAYASHI」の直営店として2008年にオープン。小林さんとスタッフの横田耕二さんが2人で立ち上げたシームインターナショナル(同)が経営する。

 小林さんは、杏里さんや元ピンクレディの未唯さんなどさまざまな歌手のステージ衣装デザイン、制作を手掛けるなど活躍。同ブランドは、着物の製作などに使用される伝統的な和の技法を取り入れ、天然素材を使って生地からデザインする。客単価は2万円前後。主な利用客はクリエーターやギャラリー関係者が多く、年齢層は30~80代までと幅広い。

 桜祭り期間中は、桜をテーマにした商品が店内を埋め尽くす。販売商品は「手捺染(なっせん)」という技法を使用し、桜吹雪を立体的に見せたカットソー(1万8,900円)、桜の刺しゅうを施したピンク色のカットソー(1万4,700円)など新作30点のほか、「刺しゅうハンカチ」(1,260円)、「招き猫ストラップ」(2,100円)、「かんざしブローチ」(2,000円)などの小物類も。

 「『こんな洋服、初めて見た』という言葉が一番うれしい」と小林さん。小林さんが和にこだわる理由は、かつて海外で自身がブランドをプレゼンテーションした際に、「なぜ日本人らしさを表現しないのか」と指摘されたことがきっかけだという。小林さんは「常にモダンな商品を作り続けたい。日本に蓄積された技術を洋服作りに取り入れれば新しいものができると思った」と振り返る。

 今後について、横田さんは「店を通してお茶会など日本文化を伝えるイベントを開催したい。日本のものづくりの良さを再発見し、手仕事のあたたかみを感じていただければ」と話す。

 営業時間は12時~19時。日曜・月曜定休(イベント期間中は無休)。桜祭りは今月25日まで。

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