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北品川商店街に茶屋「東海道品川宿 遊」-観光客をターゲットに

品川宿交流館の斜め前にある同店。古い引き戸の入り口が特徴的

品川宿交流館の斜め前にある同店。古い引き戸の入り口が特徴的

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 北品川商店街に9月1日、空き店舗を活用した茶屋「東海道品川宿 遊」(品川区北品川3、TEL 03-6712-0336)がオープンした。

店内の様子

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 経営は、北品川でカレーの移動販売店舗「SHANTI CURRY」を手がけるシャンティカレー(南品川5)。今回のオープンは、北品川商店街協同組合が品川区の助成金を使い、10年以上空き店舗だった場所を大幅改装したもの。

 コンセプトは「東海道の街頭茶屋」。懐かしい雰囲気の内装、品川に縁のある食材を生かした料理などをアピールポイントにし、観光客や地元住民をターゲットに据える。店舗面積は、8坪で、席数は17席。

 出店の経緯について、同社社長の大竹幸義さんは「品川宿交流館に出入りし始めたのをきっかけに、昨年3月から街づくりに携わることになった。北品川周辺は街歩きしている人が多い反面、あまり食べるところがなく、ペットボトル片手にウロウロする人も。北品川に興味を持っている人たちのために、くつろげる場所を提供したかった」と話す。

 ランチタイム(11時30分~13時30分)は、古くから「品川めし」として親しまれている「穴子膳」、鉄火巻き発祥の地としてなじみ深い「マグロ膳」、柚庵焼きの「焼き魚膳」(各1,000円)の3種類を用意。

 14時~16時には、天然天草寒天や沖縄黒糖黒蜜を使用した「あんみつ」(550円)、「白玉クリームあんみつ」(750円)、北海道産小豆の「白玉ぜんざい」(350円)など全12種類の甘味メニューをそろえる。17時以降は、居酒屋として一品料理や酒類を提供。

 オープン後の反響については、「地元メディアに取り上げられたこともあり、地元の方が様子を見に来ることが多い。今のところ年配の利用者が目立つ」と大竹さん。「江戸風な北品川らしく、着物や筆の会などを開いていただいて、その“もてなしの場所”として当店を利用してもらいたい。観光客の方は、自慢の甘味を食べて休んでいただければ」と期待を寄せる。

 営業時間は11時30分~13時30分、14時~16時、17時~22時。

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