五反田の高輪パークタワービルにあるブーランジェリー「Pain aux fous（パン オ フゥ）」（品川区東五反田3、TEL 03-5420-5404）が9月20日、パンとワインの店としてリニューアルオープンした。

もうすぐ窓から紅葉が楽しめるという店内

　昨年12月にオープンした同店。ビストロ「BONHOMIE （ボノミー）」（東五反田1）やワインバー「Echezeaux（エシェゾー）」（西五反田1）を展開するタテイシ（品川区）が3店舗目として出店した。エシェゾーは入居していたビルの改築工事のため、8月11日に閉店。パン オ フゥの2階、イートインスペースに移転する形で新たなスタートを切った。

　1階ではこれまで通り、フランス系のパンやスイーツなどを販売。2階はパンとワインが楽しめる店として営業している。席数は34席。

　看板メニューは、現地の直売所でしか入手できないという神奈川県伊勢原市の「寿雀卵（ジュジャクラン）」を使ったポーチドエッグ。ランチセットを1.000円で提供し、「ポーチドエッグ　ブルゴーニュ風」、「生ハム ・サラミ盛り合わせ ミニプレート」「ナチュラル チーズ盛り合わせミニプレート」、200円追加で「生ハム＆チーズ　ミニプレート」を用意する。全てにお代わり自由のパン、サラダ、コーヒーまたは紅茶が付く。

　ディナーは、ポーチドエッグ「ウフ アン ム レット」（895円）、「田舎風テリーヌ」（1,050円）、「メリメロサラダ」（1,240円）、卵とマヨネーズの「ウフ マヨネーズ」（685円）などフランスの伝統的な郷土料理などのほか、「チーズ盛り合わせプレート」（1,260円）、「生ハム・チーズ盛り合わせプレート」（1,680円）などもそろえる。

　ドリンクはフランス産を中心に世界各国のワインを常時500種用意。価格は、グラス＝630円～、カラフェ＝2,100円～、ボトル＝3,675円～。このほか、ビール（630円～）、シードル（1,890円）、自家製サングリア（グラス630円、カラフェ2,100円）、ホットコーヒー（250円）、アイスコーヒー（300円）、カフェラテ（380円）なども。1階のショップで購入したパンのイートインも可能。

　今月17日～19日は、ボジョレ・ヌーボー解禁に合わせて17種のボジョレ・ヌーボー（グラス630円～、カラフェ2,410円～、ボトル3,675円～）を用意。フランスでは解禁日に登場する、ボジョレ・ヌーボーを練り込んだ「パン・ド・ボージョレ」も再現する。

　同店マネジャーの櫻井一都さんはソムリエ歴16年。「毎年、たくさんのボージョレワインをそろえて、お客さまと盛り上がっているので今年も種類豊富にそろえた」とほほ笑む。今後については、「12月以降には、肉や魚などのメーンを入れてメニューを強化していく。ありそうで実はあまりないパンとワインの店としてぶれないよう、パン好き、ワイン好きに愛される店になれれば」とも。

　営業時間は、1階ショップ＝7時30分～19時30分、2階飲食スペース＝11時30分～15時・17時30分～22時、土曜・祝日＝11時～22時。日曜・第3月曜定休。