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五反田にブーランジェリー「パン オ フゥ」-パリで経験を積んだパン職人も

店名は、フランス語で「パンのとりこ」。「フゥ」は「熱中」「虜(とりこ)」を意味し、よく似た発音で「窯」の意味になることも。写真は1階の販売スペース

店名は、フランス語で「パンのとりこ」。「フゥ」は「熱中」「虜(とりこ)」を意味し、よく似た発音で「窯」の意味になることも。写真は1階の販売スペース

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 五反田の高輪パークタワービルに昨年12月13日、ブーランジェリー「Pain aux fous(パン オ フゥ)」(品川区東五反田3、TEL 03-5420-5404)がオープンした。

「パン オ フゥ」の人気サンドウィッチ

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 同店は、ビストロ「BONHOMIE (ボノミー)」(東五反田1)やワインバー「Echezeaux(エシェゾー)」(西五反田1)の系列店。1階のカウンターで、フランス系のパンやスイーツ、ドリンクなどを販売し、2階には飲食スペースを備える。テーブル=30席、カウンター=6席。客単価は800円。

 開店と同時に焼きたてのパンが並び、10時までモーニングセット(390円)を用意。内容は、クロワッサン(またはショコランティーヌ)と、同店のパンに合わせたオリジナルブレンド(またはエスプレッソ)など。ランチは、日替わりの「ランチボックス」(600円)を提供する。

 人気のパンは、発酵バターや粉の味を生かしてサクサクに仕上げた「クロワッサン」(190円)。ピーカンナッツとメープルシュガーの香ばしい「マレック」(280円)、グリュイエルチーズとハムを使ったサンドイッチ「パリジャン」(500円)など。同店の「おすすめ」は、バゲットの「トラディション」(290円)。フランス産の伝統的な材料を使い、モチモチとした食感に仕上げている。

 1階のカウンターには、ケーキやフランス菓子などのコーナーも。売れ筋の「エクレール」(280円)は、小ぶりだが生地が厚く、上品な甘さが特徴だという。味は、チョコレートクリームの「ショコラ」とコーヒークリームの「カフェ」の2種類。

 「日常になじみ、毎日でも食べたくなるようなパンを提供したい」と、パリのパン店で焼き手を務めていたシェフの荻原浩さん。「パリで働いていた当時は常連客が多く、好みに沿って焼き加減などを工夫していた。今もまた、リピーターのお客さまに恵まれつつあり、今後もたくさんの方においしく食べてもらえるように作っていきたい」と話す。

 荻原さんと同じ店で売り子を務めていた現マネジャーの出水沢聡子さんは「パリの人は、パンが大好き。買うときも、『焼きたてはどれ?』『このチーズにはどのパンが合う?』など、会話を交わしながらパンを選ぶ。当店でも接客を通じて販売する対面方式にしているので、たくさん相談していただき、おいしく食べるお手伝いをさせていただければ」とほほ笑む。

 営業時間は7時30分~19時30分。日曜、祝日定休。

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