食べる

荏原町に素材にこだわるパン店「ottoパン」-祐天寺から移転

店主の木内俊弘さん(中央)とスタッフ

店主の木内俊弘さん(中央)とスタッフ

  • 1

  •  

 東急大井町線の荏原町駅近くに10月8日、「otto(オット)パン」(品川区中延5、TEL 03-5498-0255)が祐天寺駅から移転オープンした。

[ottoパン」

[広告]

 店主の木内俊弘さんは2005年までアンティーク雑貨店を経営。35歳でパン作りの道に入り、ベーカリーでの修行を経て、昨年秋に独立した。「料理は一切できなかったがパンを食べることは好きだったので挑戦した。小さくても自分の城を持ちたかったので」と木内さん。「ペストな状態でおいしいパンを提供したい」との思いから、全ての工程を1人で行っている。

 移転先については前店同様、東急線沿線を探した。「下町のような」雰囲気が気に入り、荏原町への移転を決めた。店舗面積は9坪。主な利用客は近隣住民で、閉店時間前にパンが売り切れることが多いという。

 パンは、天然酵母をメーンに国産小麦やドライフルーツ、バターなど木内さんが厳選した素材を使用。アカシアのハチミツを練り込んだ人気商品「松の実パン」(200円)、トマトの水分だけで作った「トマトパン」(240円)、「クリームパン」(180円)、「くるみチョコパン」(230円)、「いちじくパン」(280円)、北海道産小麦をブレンドし、牛乳もバターも北海道産にこだわった「パン度見」(360円)などをそろえる。客単価は670円。

 木内さんは、「まだまだ修業が足りないと思っているので日々勉強。材料にはこだわって本当においしいパンを提供したい。いずれはスタッフを増やし、品数を増やしていければ。地元の方が毎日食べるパンとして、飽きのこないものを作り続けていく」と話す。

 営業時間は10時~18時(売り切れ次第終了)。月曜と第2・第4火曜定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース