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大崎一番太郎モチーフの喫茶店「大崎一番家」-著作権放棄で実現

オーナーの田中さん(左)と、大崎一番太郎の生みの親・犬山さん

オーナーの田中さん(左)と、大崎一番太郎の生みの親・犬山さん

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 大崎駅近くに2月6日、「大崎一番太郎」をモチーフにした喫茶店「大崎一番家」(品川区大崎3、TEL 03-3490-0111)がオープンした。店舗面積は17坪、席数は21席。

「大崎一番家」の内装

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 昨年11月まで約10年間営業してきたイタリアンレストラン「ビストランテOTTO」をリニューアルした同店。オーナーの田中正家さんは「ずっと一緒に働いてきたスタッフの定年退職を機に自分も引退しようと思ったが、この場を地元のPRに活用できないかと考えた。大崎一番太郎ファンのお客さまが多かったことから、彼をモチーフにした新しい店を始めるアイデアを思いついた」と話す。

 大崎一番太郎は、大崎駅西口商店街エリア在住の犬山秋彦さんがデザイン&プロデュースするご当地キャラクター。犬山さんはクリエイティブ・コモンズ・ライセンスに基づき、同キャラの著作権を開放。受け手はこれまで、ライセンス条件の範囲内で再配布が可能だった。

 さらに、今年2月からは著作権を放棄する「CC0」を同キャラに適用。営利目的での二次創作や二次利用もできるようになった。「新しい店のモチーフを大崎一番太郎にしたいと田中さんに言われた時は、もちろん快諾した」と犬山さん。「大崎一番太郎はファンに自由に利用してもらい、大崎駅西口商店街を盛り上げることを目的としている。CC0で著作権を放棄したご当地キャラは全国で初」とも。

 メニューは、「大崎一番ハンバーグ デミグラスソース」「マルゲリータ」(以上980円)、「大崎一番カレー」「タコとオリーブのトマトソーススパゲティ」(以上880円)や「自家製パンチェッタのカルボナーラ」「ボンゴレロッソ」「ポルケッタ(豚バラのロール巻)ポルチーニ茸のソース」(以上1,080円)などを提供。

 ドリンクは、「ブレンドコーヒー」「紅茶」「100%オレンジジュース」(以上300円)、「カプチーノ」「キャラメルラテ」(以上400円)、「生レモンスカッシュ」「ベリースムージー」(以上450円)を用意。アルコールは、「KIRIN大崎一番搾り(グラス)」「グラスワイン(赤・白)」(以上350円)、サワー、カクテル各種(450円)などを提供する。

 ランチメニューは「大崎一番ミートソース」(並=880円、大盛り=1,000円)、「大崎一番ハンバーグ デミグラスソース」「大崎一番ハンバーグ 和風ソース」「チキンエスカベシュ」(以上980円)、「大崎一番カレー」(並=880円、特盛り=1,000円)、「大崎一番スペシャルランチ」(1,300円)を用意。

 「ファン同士がネット上だけでなく、リアルで会うことに意味があると思う。ファンの交流の場になれれば」と田中さん。「大崎はさまざまな会社の本社があるにも関わらず、そうした事実があまり知られていない。大崎の知名度を上げて、街をもっと活性化させたい」とも。

 営業時間は11時30分~15時、17時30分~22時。日曜定休。

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