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西小山におでんとワインの店「オデンバ」 元「エンデン」店主が店長に

「ODENBA」店長の磯海勉さん(右)とスタッフ

「ODENBA」店長の磯海勉さん(右)とスタッフ

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 おでんとナチュールワインの店「ODENBA(オデンバ)」(品川区小山6、TEL 03-6426-2675)が西小山エリアにオープンして1カ月がたった。経営は飲食事業などを手がける「at‐LiB(アットリブ)」(小山5)。

「ODENBA」外観

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 ワインバー跡を活用する。外から中の様子が分かりやすいよう、新たにガラスのスライドドアを取り付けた。店舗面積は約10坪。席数は20席。

 店長の磯海勉さんは2018(平成30)年11月から今年6月まで、個人事業主として西小山で居酒屋「ENDEN(エンデン)」を営業。建物の取り壊しによって閉店が決まった時期に同社社長と知り合い、人柄に引かれて入社したという。

 開店の経緯について「自分の入社とほぼ同じタイミングでこの物件が空き、新しい飲食店を任されることになった」と磯海さん。業態については「軽飲食のみ可の物件であることから、和食店の経験を生かしておでんをメインにしようと決めた。おでんとナチュールワインのペアリングを考えたところ、ワイン関連の資格を持つ友人にも後押ししてもらった」と話す。

 おでんはカツオと昆布のだしで煮込む。おでんダネは、卵、はんぺん、ちくわぶ(以上250円)、車麩(ふ)、大根(以上300円)、イイダコ、ツブ貝(以上400円)、「自家製 軟骨入りロールキャベツ」(450円)など。おでんのアレンジメニューとして、「出汁(だし)ツブ貝のガーリックバター」(1,300円)、「車麩のグラタンスープ」(1,000円)などを提供する。このほか、「冷やし出汁トマト」(450円)、「季節野菜のブリュレとチーズ」(1,000円)、「馬肉のタルタルユッケ」(1,800円)、「おでんの出汁を使ったカスうどん」(650円)なども用意する。

 ナチュールワイン(1,100円~)はオーストラリアとニュージーランド産を中心にそろえる。「シンプルな味わいのだしに合うよう、あまり癖がないワインを選んでいる」と磯海さん。ドリンクメニューはこのほか、生ビール「ヒューガルデン」(750円)、焼酎、ウイスキー(以上700円~)、レモンサワー(600円)、ソフトドリンク(400円)などをそろえる。「利他」や「屋守」などの日本酒(1合=1,000円~)は、300円増しで「だし割り」に対応する。

 「おでんのだしは今後も改良を続けていきたい。スタッフが増えたので、メニューの幅も広げていけたら」と磯海さん。「『ENDEN』は漢字で『縁田』と書き、『ODENBA』の店名にも『縁』の要素を込めている。われわれスタッフとお客さまはもちろん、お客さま同士もつなげて、この街で縁を増やしていきたい」とほほ笑む。

 営業時間は19時~翌2時(土曜・日曜・祝日は15時から)。月曜・火曜定休。

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