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大井町にスペイン料理店「アルフレッド」 パスタ使うパエリア「フィデウア」も

「alfredo」オーナーシェフの浅井悠紀さん

「alfredo」オーナーシェフの浅井悠紀さん

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 スペイン料理店「alfredo(アルフレッド)」(品川区大井1、TEL 03-6303-8778)が大井町にオープンして2カ月がたった。

「alfredo」外観

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 JR大井町駅近くにあるタワーマンション「ブリリア大井町ラヴィアンタワー」1階に店舗を構える同店。以前はカフェだった場所を一部改装し、カウンターを新設した。店舗面積は約10坪。席数は、カウンター=6席、テーブル=10席。

 オーナーシェフの浅井悠紀さんは「インテリアに古木を取り入れるなど、スペイン・バスク地方の食堂のような、気軽に来られる雰囲気を目指した」と話す。店内には、浅井さんが集めてきたスペインの本や酒、小物を飾る。

 出店の経緯について、浅井さんは「20年ほどスペイン料理店で料理人として働き、今年で44歳。チャレンジするなら今しかないと考え、独立を決意した」と振り返る。居住地である品川区内で、1人で切り盛りできる広さの物件を契約した。店名の「alfredo」はスペインの男性の名前で、浅井さんが以前働いていた店でスペイン人の同僚が親しみを込めて付けてくれたあだ名から名付けたという。

 ディナーメニューの前菜は、「ハモン・イベリコ」(1,540円)などの生ハム類や、「ズワイガニのパテ、サフランのアリオリソース」(1,320円)、きのこのアヒージョ(880円)など20種類。パテなどのディナーメニューに付けるパンは、パンと焼き菓子の店「小麦girl」(品川区大崎2)から仕入れる。

 メインディッシュは「スペイン産のラム肉のアサード」(2,475円)、「イベリコ豚頬肉の赤ワイン煮」(2,970円)などを用意する。米料理は、「魚介のパエリア」「イカスミのパエリア」(以上2,970円)、「アーモンド豚とヒヨコ豆のパエリア」(3,630円)のほか、米の代わりにパスタを使ったパエリア「魚介のフィデウア」(2,970円)も用意する。「『フィデウア』を出す店は少ないと思う。ほかにないメニューも提供することで、より気軽にスペインを感じてもらえたら」と浅井さん。

 ランチメニューは、パエリアの「Aランチ」(1,100円)、煮込み料理の「Bランチ」(1,210円)、パエリアと煮込み料理を半分ずつ提供する「Cランチ」(1,430円)を用意する。それぞれタパスとパンが付く。

 ドリンクメニューはスペインワイン(グラス770円~)中心で、浅井さんが気に入ったものをそろえる。そのほか、各種シェリー酒(880円~)、各種ビール(660円~)、ソフトドリンクに「アランミリアグレープジュース」(880円~)なども提供する。

 「オープン1カ月は記憶がないぐらい大変だったが、なんとか楽しく営業している。働く人や住んでいる人など客層が幅広く、すでに何回も来てくれるお客さんもいてうれしい」と浅井さん。「今はアラカルトメニューだけだが、ゆくゆくはコースやパーティー向けの料理にも対応していきたい」と話す。

 営業時間は、平日=11時30分~14時、17時30分~22時30分(月曜・木曜はディナーのみ)。土曜=12時~15時、17時30分~22時30分。(土曜のランチはディナーと同じメニュー)。日曜・祝日定休。

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