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中延に職住一体のシェア賃貸物件「トモア」 来春完成、野村不動産が事業参入

「TOMORE 品川中延」コワーキングスペースの完成予想CGパース(写真提供=野村不動産)

「TOMORE 品川中延」コワーキングスペースの完成予想CGパース(写真提供=野村不動産)

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 野村不動産(新宿区)は11月12日、コリビング賃貸レジデンス「TOMORE(トモア)品川中延」(豊町6)の建築計画を発表した。

「TOMORE 品川中延」コリビングスペースの完成予想CGパース(写真提供=野村不動産)

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 コリビング賃貸レジデンスは、同社が提唱するシェア型賃貸住宅とコワーキングスペースが融合した職住一体の住宅形態。「共に(TOMO)、もっと(MORE)豊かな生活体験」を入居者に送ってほしいという思いから、「TOMORE(トモア)」 と名付けたという。

 同レジデンスにはコワーキングスペースを併設。リビングやダイニング、キッチンを備えた共用のコリビングスペースもを設ける。トイレや洗面台、シャワーなどの水回りは個人の居室空間であるプライベートスペース各部屋に設置し、共有部を通らず自室に出入りできる生活動線を設計する。コワーキングスペースには日中、専属の運営スタッフが滞在し、入居者とのコミュニケーションや入居者同士の交流、活動を支援する。

 ブランド第 1 弾の物件になるのが、都営浅草線中延駅A1出口向かいに来年2月完成する単身世帯向けの同レジデンス。RC造の11階建てで、総戸数は135戸。1 階のコワーキングスペースには個室ブースなどを設置したワークゾーンやイベントが開催できるコミュニティーゾーンを備え、2階~6階と8階~11階は居住エリア、7階は住民が自由に使えるコリビングスペースにする。

 中延での開業について、野村不動産株式会社住宅事業本部賃貸・シニア事業部の黒田翔太さんは「『TOMORE』のコアバリューの一つに『職住快適』を掲げているため、都心へのアクセスが良好な場所での開業を目指してきた。中延エリア所在の当本物件は4駅3路線利用可能で交通利便性が高く、周辺には商店街もある立地。ブランド第1弾に最適だと判断した」と話す。

 他企業や同社グループ内企業とのコラボレーションサービスも展開する。パナソニックのシェアランドリーサービス 「LAUNDROOM」は、同レジデンスへの導入が第1号。シェア型書店「渋谷◯◯書店」を手がける&Coは、コワーキングスペース内のシェアライブラリーを運営する。そのほか、宅配型収納サービスの提供やスポーツクラブの利用割引なども導入する。

 「『TOMORE』の利用を通じて、仕事起点ではない新たな出会いの場を作っていきたいと考えている。発見やつながりなど、コミュニティーの輪が広がり続けるような、今までにない生活体験をお届けしたい」と黒田さん。「将来的には、入居者以外にも月額会員としてコワーキングスペースを利用してもらうことも想定している。地域にもに緩やかに開かれたコミュニティーの場になれば」と話す。

 入居開始は来年3月開始を予定。

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