
来月から入居が始まるコリビング賃貸レジデンス「TOMORE(トモア)品川中延」(品川区豊町6)のメディア向け内覧会が2月18日、開かれた。
野村不動産(新宿区)が提唱するコリビング賃貸レジデンスは、シェア型賃貸住宅とコワーキングスペースが融合した職住一体の住宅形態。水回りを含む居室など1人暮らしの環境を前提に、コワーキングスペースやコリビングスペースを併設する。
TOMORE品川中延は、都営浅草線中延駅A1出口向かいに新築した「TOMORE」ブランド第1弾物件。RC造り11階建て、総戸数135戸。1階にコワーキングスペース、2階~6階と8階~11階に居住エリア、7階にキッチン、コリビングスペース、ルーフテラスを設ける。賃料は9万円~13万7,000円。
居室にはトイレやシャワー、洗面台などの水回りを備え、プライバシーを確保。バスタブや家具付きの居室も用意する。居室面積は約3.6坪~約4.5坪。
コワーキングスペースを中心とした共有部では、専属のスタッフがコミュニティー運営を担当する。開業後は、利用者が共有部に立ち寄りやすくなるような交流会やトークイベントを企画するという。コワーキングスペースは約25坪、コリビングスペースは約29坪。
同施設では、シェアランドリーサービス「LAUNDROOM」の導入やコーヒーブランド「ONIBUS COFFEE」の提供のほか、コワーキングスペースにシェアライブラリーを設置。入居者は、スポーツクラブや宅配型収納サービス、他拠点型シェアオフィスなど、野村不動産グループが提供するサービスを割安の料金で利用できる。
野村不動産住宅事業本部賃貸・シニア事業部の黒田翔太さんは「都内の1人暮らし物件の賃料は上昇を続けている。一方、シェア型住宅は築20年越えで小規模な物件が多く、『ここに住みたい』と思ってもらえる商品が少ない。『TOMORE』ブランドが今後、1人暮らしの新しい選択肢となれば」と話す。
入居希望者向け内覧会と入居申し込み受け付けは2月22日から。