
「関家具 EC東京ショールーム」(品川区西五反田7、TEL 03-6417-9800)が4月26日、TOCビル4階にオープンした。経営は、家具の卸販売や小売り、商品企画・開発などを手がける関家具(福岡県)。
店舗面積は約360坪。同社によると、関東の直営店で最大の広さだという。
EC事業部次長の井ノ口将さんは「以前、TOCビル9階で五反田ショールームを営業していたが、2024年3月末の施設閉館を前に退店した経緯があった。TOCビルがそのまま営業再開することになり、長年の営業実績や立地、広さなどの条件面が良かったことから、別フロアに再出店した」と話す。
オンラインショップでの購入サポートに特化するショールームとして、オンラインショップ販売のみの商品を中心に展示。2次元コードから各商品の詳細情報にアクセスできるようにし、スタッフがネット注文のサポートを行う。店内には、ショッピングサイト閲覧用のパソコンを2台用意する。
「ある程度商品について調べた上で来店いただき、実物を見て色や質感、座り心地など確かめ、家に持ち帰ってまたじっくり考えていだくような流れを想定している。自分で細かい部分を計測したくて来店した方もいる」と井ノ口さん。
約500点の家具をそろえる。取り扱いブランドは、「家具開発の日本らしさ」を追求した「NiPPONAIRE(ニッポネア)」、ナチュラルテイストの「nora.(ノラ)」、北欧風のデザインを日本の住環境に合わせた「NOWHERE LIKE HOME(ノーウェアライクホーム)」、多機能チェアの「Ergohuman(エルゴヒューマン)」など計9ブランド。寝室やダイニングといった部屋の種類や用途ではなく、同じブランドで家具をコーディネートしたいというニーズに応え、ブランド単位で家具を配置する。
「ECサイトだけを見て家具を買う人が増えているが、届いた後でイメージが違ったという事態はなかなか避けがたい。そんなすれ違いを極力減らす方法として、お客さんにとっても当社にとっても良い業態だと考えている」と井ノ口さん。「今後はオンラインショップの品ぞろえをより充実させていく。それを見て当店に足を運ぶお客さんをさらに増やしていきたい」と話す。
営業時間は10時~18時。