
喫茶店「O'Neal(オニール)」(品川区小山6、TEL 090-7560-2019)が6月23日、西小山駅近くにオープンした。
喫茶店跡を居抜きで利用する。店舗面積は12坪。席数は20席。
店を切り盛りするのは、調理専門学校の同級生だった山崎真人さんと齋藤翼さん。2人は目黒区でそば店を運営しており、今回は2店舗目となる。
出店の経緯について、齋藤さんは「そば店に近いエリアで新規出店したいと物件を探していたところ、駅から徒歩5分圏内で喫茶店跡の賃貸情報を得た。内見して、喫茶店のレトロな内装をそのまま生かせそうだと思い、お酒を出す喫茶店業態にした」と話す。
看板メニューは、洋風煮込み料理と粒状パスタの「クスクス」。「昔、ブドウ畑の手伝いに行った際、煮込み料理とクスクスを振る舞ってもらった。この組み合わせがずっと印象に残っていて、メイン料理にしようと考えた」と齋藤さん。店名は、「煮る」をもじって「オニール」にしたという。
12時から14時までのランチタイムは、煮込み、クスクス、サラダのランチセット(1,500円)を用意する。煮込みは「ラム肉の茶色い煮込み」「豚肉のグリーントマト煮込み」「チキンの黄色い煮込み」「ギアラと白インゲン豆の煮込み」の4種類から1つ選ぶ。
14時以降は、ブイヤベース、「ラム肉の茶色い煮込み」(以上2,000円)、「豚肉のグリーントマト煮込み」「チキンの黄色い煮込み」(以上1,800円)、「ギアラと白インゲン豆の煮込み」(1,500円)を提供する。800円増しでクスクスが付くセットも。
ドリンクメニューは、契約ロースターから直接仕入れた豆を使うホットコーヒー(600円)、コールドブリュー(650円)のほか、瓶ビールの「ハートランド」(700円)や、グラスワイン(赤、白、オレンジ=各1,100円~)などをそろえる。「ワインは国産、輸入どちらも少量ずつ仕入れ、客の好みを聞いてお薦めしている」と齋藤さん。
スイーツは、自家製ドーナツ(プレーン、チョコ、イチゴ、抹茶=各600円)、コーヒーゼリー、「ちょっと大人のプリン」、チョコレートヌガー(以上800円)を用意する。
想定客単価はランチ=1,500~2,000円、そのほかの時間帯=1,700~3,500円。
「前の喫茶店に通っていた近隣住民が来てくれている。カウンターやテーブルを見て、『残してくれているんだね』と懐かしんでくれることもよくある」と齋藤さん。
今後について「お酒を飲む人も飲まない人もくつろげる店にしたい。ランチタイム以降はどの時間帯も、コーヒーとデザートで一休みできる場として、お酒とおつまみを楽しめる酒場として、お客さんに利用してもらえれば」と話す。
営業時間は12時~21時。