白金高輪駅近くに3月3日、ハンガリー家庭料理店「Paprika.hu(パプリカ)」(港区高輪1、TEL 03-6277-2037)がオープンした。経営はレノ・ワークスハンガリー(同)。
ハンガリー家庭料理店「Paprika.hu(パプリカ)」の店内
ハンガリーの首都ブタペストに本店がある同店は、ハンガリー人のシェフが作る本格的なハンガリーの家庭料理を提供する。ターゲットは近隣のビジネスマン及び外国人と地元住民。
店内のイメージカラーは、ハンガリーの国旗の色である赤・白・緑。同国の文化財産として知られるカロチャ刺しゅうをあしらったカーテンやテーブルクロスを使用し、「ハンガリーのレストランと同様の雰囲気を演出する」(同店)。店舗面積は51平方メートル、席数は6人席5卓を設けた。
ハンガリー料理の特徴はシンプルな肉料理。ベースとなる味付けには、パプリカ、オニオン、ニンニクを使用する。ランチは週替わりで2種類を用意。4月6日の週は「グヤッシュ」と呼ばれる牛肉のスープがメーンのAランチ、じゃがいもの上にチキンを乗せてオープンで焼いた「ハンガリー風チキン」がメーンのBランチを提供した。価格は850円。
ディナーメニューは、ポーク(もしくはチキン)のフライにチーズとマヨネーズ、ゆで卵を乗せた「イニェンツ ボルダ」(1,600円)、ローストポークににんにくのソースと軽く揚げたベーコンを添えた「チィガーニ ペェチェニェ」(1,400円)、ハムで巻いたチーズをチキンに入れてフライにした「ゴードン ブルー」(1,500円)など。デザートはもちもとしたハンガリー風パンケーキ「パラチンタ」(600円)を用意する。
ドリンクは、ハンガリーの貴腐ワイン「トカイ アッス5プットニョッショ」(20,000円)、「トカイ ソモロドニ スイート」(5,900円)や、同国エゲル地方を代表する白ワイン「エグリ レアニカ」(5,900円)、同じく赤ワイン「エグリ ピカベル」(5,900円)などのハンガリーワインをそろえる。
総支配人のギャルゲイ アラデイさんは5年前にハンガリーから来日。「ハンガリーから遥か遠い日本でチャレンジしたかった。利用客のハンガリー人には『地元に帰ってきたようだ』と言われるほど本場の味や雰囲気にこだわっている。今後はハンガリー料理を紹介する参加型のイベントを開き、この料理を広めていければ。順調にいけば支店も出したい」と意気込みをみせる。
営業時間は、ランチ=11時30分~14時(月曜~金曜)、ディナー=17時30分~23時。日曜・祝日定休。