白金の商店街に老舗手打ちそば店「佶更」-立川から移転

写真は一番人気だという「天ざる」(1,500円)。夜はダイニングバーとして一品料理を中心に提供しており、「締めにそばを食べるお客さんが多い」(松本さん)。

写真は一番人気だという「天ざる」(1,500円)。夜はダイニングバーとして一品料理を中心に提供しており、「締めにそばを食べるお客さんが多い」(松本さん)。

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 白金北里通り商店街に10月20日、手打ちそば店「佶更(きっこう)」(港区白金5、TEL 03-5422-8311)がオープンした。

手打ちそば店「佶更」の外観

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 同店は、これまで立川市内で30年近く営業していた老舗そば店。移転理由について、店長の松本登志英さんは「恵比寿に住んでいる家族に誘われたのがきっかけ」と話す。「偶然見つけた白金の物件が、商売をやる上で面白いと思ったので移転に踏み切った」という。店内には、松本さんの趣味であるジャズが流れ、落ち着いた空間でそばを楽しめる。店舗面積は8坪で、カウンター席9席。

 そば粉は、1885(明治18)年創業の宮本製粉(練馬区)オリジナルブレンド。北海道産のそば粉を使用し、「二八そば」(小麦粉=2、そば粉=8)という製法を用いる。主なメニューは、「ざる」(650円)、「天ざる」(1,500円)、「あんかけ」(1,000円)、「そば大盛り」(300円)などそば20種。そのほか、「揚げ出しそばがき」(900円)「オムレツ」(800円)などの一品料理11種、日替わり6品ほども用意する。

 ドリンクは、そば湯で割れる「そば焼酎 雲海」(800円)、「芋焼酎 黒霧島」(800円)、「純米酒 土佐鶴」(700円)、「この土地にぴったりだと思った」という「純吟醸 白金三光町」(900円)などの焼酎や日本酒をそろえる。

 松本さんは「昔から住んでいる人がとても優しい商店街。今後は、この場所に根付いた商売を長くやっていきたい。白金という土地だからといって構えず、気軽に食べにきていただければ」と笑顔をみせる。

 営業時間は12時~14時、17時~22時(そばが無くなり次第終了)。

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