mixi発の新商品「つゆ焼きそば」「カレーラクサ春雨」発売-エースコック

発表された2商品とコミュニティー管理人のコブかみさん

発表された2商品とコミュニティー管理人のコブかみさん

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 エースコック(大阪府吹田市)は11月8日、ソーシャル・ネット・ワーキング・サービス「mixi」の公認コミュニティー「カップめん開発プロジェクト」から生まれたカップめん2商品を、グランドプリンスホテル新高輪(港区高輪3)で発表した。

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 同プロジェクトは、「mixi」公認コミュニティー内の一般ユーザーからアイデアを募集し、消費者視点で商品を開発するもの。同コミュニティーは今年6月に開設され、カップめん・カップはるさめのアイデアをコメントで募集した。コミュニティー管理人・コブかみさんが中心となり、アンケート投票で上位3案を決定。選考中は、商品コンセプトや具材など開発状況をできる限り開示し、ユーザーとの意見交換を図った。その結果、カップめん・カップはるさめ各1案の商品化を決定した。

 カップめん部門で商品化するのは、ソース焼きそばにラーメンのつゆを注いで食べる「つゆ焼きそば」。同商品は、青森県黒石市のご当地メニューで、その秀逸な調理法からB級グルメの筆頭として注目され始めている。「黒石市はやきそばの町として知られ、多くの焼きそば店が並んでいる」と黒石商工会議所の三上さん。さっぱりとしたスープの味と、めんに絡んだソースがマッチしラーメンのような味わいを引き出した。

 カップはるさめ部門は「カレーラクサ春雨」。ラクサとはサンスクリット語で「多くの」という意味で、たくさんのスパイスで味付けをすることから名付けられた。マレーシア政府観光局 大阪支局のラーマンさんは「日本ではあまり知られていなかったラクサをたくさんの人に食べてもらいたい」と語った。

 発表会では試食会も開催。抽選で招待された公認コミュニティー参加者と、エースコック担当者も交流を図った。

 梶原常務取締役マーケティング本部長は「ブログやSNSの発達で、クチコミの影響が大きくなりつつある。そこで、SNSを利用した消費者参加の商品開発をしたいと考えた。今後も積極的に消費者とコミュニケーションを取り、商品に反映していきたい」と話した。

 同商品は、12月10日から量販店やコンビニエンスストアで全国一斉発売。価格は「つゆ焼きそば」=230円、「カレーラクサ春雨」=150円。半年で約100万食、売り上げ3億円を目指す。

夢のカップめん開発プロジェクトエースコック

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