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ソニーシティ大崎、入居開始-「打ち水効果」でヒートアイランド対策も

JR大崎駅新西口近くの「ソニーシティ大崎」。壁面を覆うのが「バイオスキン」

JR大崎駅新西口近くの「ソニーシティ大崎」。壁面を覆うのが「バイオスキン」

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 ソニー(港区)は7月、旧大崎西テクノロジーセンター(品川区大崎2)跡地に完成した新オフィスビル「ソニーシティ大崎」への入居を開始した。

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 2009年に着工した同ビルは、地上25階建て、地下2階、搭屋1階で、高さは約140メートル。ソニーを中心としたグループ社員約5000人の就業を予定している。

 入居するのは、コンスーマープロダクツ&サービスグループ ホームエンタテインメント事業本部、共通ソフトウェアプラットフォーム ソフトウェア設計本部・ソフトウェア設計技術センターの一部、および研究開発プラットフォーム 技術開発本部。テレビ、ビデオ、ホームオーディオ事業を担うホームエンタテインメント事業本部の全部門が一カ所に集結することで、連携を強めて商品力強化に務めるという。

 ビルの壁面には、「すだれ」状の環境配慮型外装システム「バイオスキン」を採用。水が気化する際に周囲の熱を奪う性質を利用し、外部の空気を冷却する。気化冷却(打ち水効果)により、ビル内部の空調負荷を軽減。ヒートアイランド現象の抑制に効果を発揮するという。日建設計(千代田区)、TOTO(福岡県)、アベルコ(足立区)が共同開発し、同ビルが世界初の採用事例となる。

 仕組みは壁面のルーバーの中に水(雨水があれば雨水)を通し、流れる水がルーバー表面から蒸発する際の気化熱によって周辺空気を冷やす。水が流れているルーバーの表面は、通していないものよりマイナス10度となり、周辺環境の温度も2~3度低下することがシミュレーション結果として出ている。今年は、運用しながら効果測定を行う予定。

 このほかユニバーサルデザインを取り入れ、太陽光発電を設置。地下には大容量電池を備え、夜中に蓄えた電力を昼間の電力の一部として活用する。

 同社は、「都心におけるソニーグループのオフィスの集約をさらに加速し、ファシリティコストを低減すると共に、より一層業務効率の向上を実現する」としている。

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