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北品川でアートイベント「ハレのちハレ」-休止中の「品川てづくり市」がサポート

ハレのちハレ実行委員会のメンバー。手作りの旗を手に

ハレのちハレ実行委員会のメンバー。手作りの旗を手に

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 北品川本通り商店会のフリースペース「楽間」(品川区北品川1)近くの黒門横丁付近で7月31日、音楽とアートのイベント「往来 art&music @黒門横町あたり ~ハレのちハレ~」が行われる。

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 北品川にある「ゲストハウス品川宿」、作業場兼雑貨店「ハレルヤ工房」、カフェ「La capi(ラ カピ)」、古着店「Paris madonna(パリス マドンナ)」などの店主や北品川周辺にここ数年移り住んできた地元有志が実行委員会を結成し主催。「品川てづくり市」を運営する品川てづくり市の会がサポートする。

 毎月第2日曜日に品川神社で開催される「品川てづくり市」は現在、8月までの中止が決定している。東日本大震災の際に、同神社の品川富士が一部崩落し、復旧のめどがつくまで時間がかかっているという。「手づくり市がしばらく開催できないので、作家さんたちと『寂しいね』と話していた。品川宿が大好きなメンバーが、以前から街を使ったアートイベントをやりたいと言っていたことを思い出し、イベント運営の経験があるてづくり市がサポートしようと思った」と品川てづくり市の会の薄葉聖子さん。

 当日は、「品川てづくり市」の作家50人によるアートマーケット・展示、ワークショップなどのほか、売り上げの一部を東日本大震災の義援金に充てる「チャリティー古本市」、当日の飛び入り参加も受け付ける「アコースティックライブ」、コンテンポラリーダンスの路上公演などを展開。品川宿の商店街や路地や倉庫、公園、空き家など至る箇所で行われる。

 実行委員会のメンバーで、古着店「パリス マドンナ」店主の恵美さんがイベント運営に積極的に関わるのは今回が初めて。「お金をかけず、皆が明るい気持ちになれるイベントが今は必要だと思って参加した。当日に向けて、使わない布やシーツを集めて旗を作っている。下町だが、異国情緒あふれるイベントになりそう」とほほ笑む。

 薄葉さんは「普段は気がつかないささやかな空間が、人がいることで生き生きとしたすてきな場所になるはず。今ある場所や物を使うことが重要。街への押し付けではなく、全員で作り上げていくイベントになれば」と話す。

 開催時間は10時~16時。同イベントに連動して、7月30日・31日には「楽間」で「彼女の手仕事」展も開催。品川てづくり市の作家5人による展示販売会やワークショップを開く。

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