品川プリンスホテル(港区高輪4)で3月13日、「第17回日本映画批評家大賞」授賞式が開催された。
同賞は、日本の映画文化の向上を目的に設立。映画評論家やジャーナリストが個々の視点で「いい映画、いい仕事」を評価し、個性的な映画人を選出する。発案者は、同賞実行委員長を務める水野晴郎さん。
主演男優賞には小栗旬さん(「クローズ ZERO」)が、主演女優賞には竹内結子さん(「サイドカーに犬」)が、それぞれ輝いた。小栗さんは「まだまだ足りないところもあるが、10年後には、ブレがない映画俳優になりたい」と語り、竹内さんは「ヨーコという役は、いままでいただいた役とは違い、強さがある女性でそこが魅力的だった」と喜びを語った。
審査員特別賞に堺正章さん(「夕凪の街 桜の国」)が選ばれ「映画出演回数が少ないので、新人賞でもいいぐらい。本当にうれしい」と感無量の表情を見せた。特別功労賞(増淵健賞)は「ピカチュウプロジェクト」で、永井豪さんがプレゼンターを務めた。ゲストとして主役のピカチュウが登場する場面も。
そのほか、作品賞は佐々部清監督「夕凪の街 桜の国」で、助演男優賞はやべきょうすけさん、助演女優賞は、永作博美さんと高橋恵子さんが受賞した。
水野さんは「映画は、いままでもこれからもエンターテインメントで面白くなくちゃならない。これからも大いにかわいがってもらいたい。やっぱり映画って本当にいいものですね」と締めくくった。
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