
田町駅三田エリアに喫茶店「Flag(フラッグ)」(港区芝5)がオープンして2カ月がたった。
同店舗は1964(昭和39)年にオープンした喫茶店「ペナント」 の跡地で、店主は学生時代から常連だったという飯田将嗣さん。今年3月、前マスターの海帆秀幸さんから閉店の知らせを聞き、「店を残し続けたい」という思いから継承を決意したという。
机や椅子をそのまま利用することで前店の雰囲気を残しつつ、外装テントの付け替えや店内の壁を塗り直すなど一部を修繕した。店舗面積は約15坪、席数は36席。
コンセプトは「古き良きレトロな雰囲気が残る、心と体に健康的な食事のできる喫茶店」。店名は前店から連想し、自身が応援指導部で旗手長を務めていたことから決めたという。
飯田さんは「店を持つことに不安はあったが、『この場』がなくなってしまうことの方が大きな問題だと感じた。私にとって『ペナント』は、学生時代の仲間とのたまり場であり、就職後に帰ることのできる家のような場所だった。卒業後、銀行に就職してから飲食業界に転職したのも、海帆さんへの憧れを忘れられなかったから」と話す。
メニューはペナント時代から刷新した。ランチには「すき焼き用 うまみ牛肉のカレーと夏やさいピクルス」(1,050円)や「カレーとハヤシライスのハーフ&ハーフ」(1,200円)などを提供する。それぞれ「南米産スペシャリティコーヒー」や「ウーロン茶」などセットのドリンクを選べる。そのほか、「ペナント」常連客向けの再現メニューも用意するという。
ディナーは「肉じゃが」(650円)や「おさしみ」(700円)、「すき焼きライス」(1,200円)など。ドリンクは「プレミアムモルツ 中瓶」(750円)や「サントリー角」(ボトル=4,500円、ハイボール・ロック水割り=650円)などをそろえる。
「現役の学生が、これから就職してからも戻ってこられる場になれば」と飯田さん。「自分にとっての『ペナント』のように、ご飯を食べるだけの場ではない、人と人とのつながりが生まれる店作りをしていきたい」とほほ笑む。
営業時間は11時30分~14時、18時~22時。日曜・祝日定休。