鮫洲駅近くのギャラリースペース「ARTnSHELTER(アートンシェルター)」(品川区東大井1、TEL 03-3765-2288)で11月9日から、「第1回品川国際アニメーションフェスティバル」が開催される。主催はARTnSHELTER、イギリス在住のキュレーターのワイミング・ウィーさん。
同スペースは2015年、ホステルとカフェを併設したギャラリーとしてオープンした。イベント期間中は、世界各国のデザイナーや音楽家、アニメスタジオが提供するアニメーション作品を上映する。
ARTnSHELTERを運営する鹿又亘平さんは「一言でアニメーションといっても、その技法や見せ方はさまざま。作品によってはVRを使って見るものもある。1つの作品に集中するというよりも、全ての作品を見比べてみてほしい」と話す。
上映作品は、「アジアとヨーロッパを結ぶ」をテーマにするキュレーターのワイミング・ウィーさんが集めたもの。米国サンダンス映画祭や英国アカデミー賞の受賞作、コカ・コーラやホンダなどの大手企業のブランディングに使われたアニメーションなどが選ばれた。米アニメ「ザ・シンプソンズ」の600エピソードを記念して作られたVR作品なども流すという。
「東京オリンピックに向けて進む国際化の中で、多くの方に世界のクリエーターの作品に触れてほしかった。日本のアニメーション文化とは異なる画風の海外作品を見ることで、新しい発見ができるような上映会にしたい」と鹿又さん。「アニメーションの強みは、年齢、性別、国籍にかかわらず楽しめるところ。小さなお子さま連れの方も来ていただきたい」と呼び掛ける。
開催時間は15時~23時。入場無料。今月20日まで。