大井町駅前で8月25日に開催された「大井どんたく夏まつり」に、拍手ロボット「ビッグクラッピー」が登場した。
同イベントは1953年(昭和28年)に大井東地区の活性化のために開始した。今年で64回目を迎える。イベントを開催した25・26日は駅前の道路を歩行者天国とし、道路脇には屋台が出店。ステージではダンスコンテストなどが行われた。
「ビッグクラッピー」は、拍手機能や人の動きを感知する機能を持つロボット。バイバイワールド(荏原3)が開発・販売し、タカハ機工(福岡県)が生産する。品川区は本年度から認定を始めた社会貢献製品支援事業の一つに同製品を選んだ。
当日は演歌歌手・岩本公水さんのステージに登場し、「品川音頭2017」に合わせて手拍子を披露。この日のために、演歌に合わせた専用モードをプログラミングしたという。ステージの周りには親子連れが集まり、子どもたちが同製品の動きに合わせて手をたたく姿も見られた。
ビッグクラッピーの導入理由について、品川区地域振興部の山崎修二さんは「品川区には商店街が多く、1年を通してさまざまなイベントが開催される。東京五輪も控えるなか、区の盛り上げ役としての活躍を期待したい」と話す。