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平塚橋の居酒屋「よしだや」が大井町へ移転 「きたなトラン」でなくなる

移転後、店内が見えるようになったという「よしだや」の外観

移転後、店内が見えるようになったという「よしだや」の外観

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 武蔵小山・平塚橋近くの居酒屋「よしだや」(品川区東大井6、TEL 03-6404-8546)が7月24日、大井町駅東口近くへ移転した。

移転前、武蔵小山・平塚橋近くで営業時の「よしだや」外観

 同店は70年以上前に食堂として創業。その後、居酒屋に業態転換し、2代目店主・吉田正人さんが店を継いで営業を続けてきた。TV番組「とんねるずのみなさんのおかげでした」で「味はいいのに店構えが残念」な店を格付けする人気コーナー「きたなトラン」で紹介されるなど、地元の名物店として注目を集めた。昨年末に立ち退き通告を受けたため、家族で暮らす地元・大井町への移転を決めたという。

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 コンセプトは「和モダン」。家族でアイデアを出し合ったという内装は、コンセントが使えるカウンター席7席と4人掛けテーブル席3席を設け、15人程度の宴会利用にも対応する。以前の大衆的な雰囲気を残すため、テレビを設置した。店舗面積は10坪。

 3代目の吉田航也さんは「移転前の年季がかった店では、曇りガラスで外から店内の様子が見えなかった。今は一目で営業中だと分かる。内装もご覧の通りなので、以前とのギャップに驚いてもらえれば」と話す。

 移転に伴い、新しいフードメニューの考案に着手。以前の2倍、約40品をそろえた。食材は仕入れ先を見直し、主に地元の店から調達する。

 魚粉を使った名物料理「親父のラーメン」(700円)は、煮込み方を再考。こってりとした以前の味わいから、あっさりしたものにリニューアルした。新たな看板メニュー「よしだやチャーシュー」(400円)は、ラーメンの具材として提供してきたものを単品メニュー化。そのほか、先代のメニューを復活させた「子袋みそ炒め」(500円)やオリジナルの酢みそをつける「センマイ刺」(400円)なども。名物メニュー「牛もつ煮込」(300円)や、おにぎり型の「コロッケ」(400円)は、移転前と変わらず提供する。

 アルコールメニューは「生ビール」(500円)や「サッポロ赤星」(中=600円)、「エビスプレミアム黒」(小=500円)などを用意する。新たに「加賀棒ほうじ茶ハイ」(500円)や「無糖午後茶ハイ」(400円)など、お茶割ハイのラインアップを強化した。酒屋「ワダヤ」(南品川5)から仕入れる日本酒は、季節に合わせて3~5種類をそろえる。

 「見た目はきれいになったが、中身は以前と変わらない大衆居酒屋。味や雰囲気を何より大切にしている」と航也さん。「大井町の日常に根付き、みんなが帰ってくるような店にしたい。1人でも気軽に立ち寄って」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は17時~24時。日曜定休。