店内でのインターネット接続を禁止した「『イモトのWiFi』presents『つながらないレストラン』」が12月20日・21日、東五反田エリアの「レストランパフューム」(品川区東五反田4)で期間限定オープンする。
海外用Wi-Fiルーターレンタルサービス「イモトのWiFi」を展開するエクスコムグローバル(渋谷区)が、スマートフォンの普及に伴い対面での会話やコミュニケーションが減っていることを受け、「人とつながる大切さを実感してほしい」との思いから企画した。
入店条件は、スマートフォンを機内モードに設定し、インターネット環境を遮断すること。12月11日から4日間に募集をしたところ340組から応募があり、そのうち20組(1組=2~4人)を抽選で選んだ。
「レストランパフューム」では両日、南アメリカ大陸の「インカの目覚めのポタージュと焼きとうもろこし」やアフリカ大陸の「ダチョウ肉のローストのカルパッチョとクスクスのサラダ」など、「イモトのWiFi」にちなんで五大陸の食材を使ったオリジナルディナーコースを用意。料金は、客が食事代を自ら決めて支払う。売り上げ金はすべて「こども食堂」に寄付する予定。
エクスコムグローバル社長の西村誠司さんは「海外用Wi-Fiルーターレンタルサービスを提供しているが、いつでもどこでも見境がなく、マナーのない『つながり』を勧めているわけではない。肝心な時、必要な時につながれることの大事さを感じてもらえれば」と話す。
20日に参加した方は「友人のSNSのシェアを見て応募した。普段は仕事柄、食事中もスマートフォンを見てしまうので、ゆっくりと話せる機会ができてよかった」と笑顔を見せた。