焼き芋の屋台を集めたイベント「品川やきいもテラス」が1月28日、品川駅港南口エリアの品川シーズンテラスイベント広場(港区港南1)で始まる。主催はエヌ・ティ・ティ都市開発(千代田区)、企画運営は品川シーズンテラスエリアマネジメント事務局(港区)とタノシナル(江東区)。
今年で3回目となる同イベントについて、エヌ・ティ・ティ都市開発の内山武士さんは「昨年は5日間で約4万3000人が来場し大盛況だった。遠方からイベントに訪れる人もおり、焼き芋人気の高まりを感じている」と話す。
会場には全国から15店が集まる。出店は、紫芋の品種「あやむらさき」を使う「おいもやさん moimoi(もいもい)」(千葉県)をはじめ、和歌山県串本町産の「なんたん蜜姫(みつひめ)」を提供する「やきいもコロ」(愛知県)など。
今回は焼き芋だけでなく、各店舗が新たにサツマイモを加工した「やきいもグルメ」も登場する。「焼き芋pukupuku」の「焼き芋ポタージュ」、「DOCO?弐番館」(山形県)の「やきいもクレープ」、「OIMOcafe」(埼玉県)の「焼き芋汁」など。「提供するやきいもグルメは累計100品目以上。身体が温まるホットドリンクも用意している」と内山さん。
西大井駅近くで毎年、「超蜜焼き芋」を使った期間限定店をオープンしている「焼き芋 pukupuku」(品川区)の須藤武志さんも、昨年に引き続き参加する。「前回は早々に売り切れてしまい、皆さまに十分な量をお届けすることができなかった。今回はイベントのために、戸越に臨時の焼き芋工場を設置したので、よりたくさんの人に焼き芋を食べてもらえるはず。新商品の焼き芋ポタージュもあるので、ぜひ足を運んでいただきたい」と意気込む。
会場には野外こたつやフォトスポットを設置するほか、焼き芋にちなんだグッズが当たる「いもくじ」を行う。2月1日~3日の3日間はサツマイモ生産量日本一を誇る鹿児島県霧島市の物産展を開催する。特産品「霧島茶」の試飲・販売や、会場でつきたての郷土菓子「ねったぼ(さつまいももち)」を無料で振る舞う(先着順)。
内山さんは「今年も新たな取り組みを増やし、年々バージョンアップを続けている。まだまだ寒さが厳しい季節だが、ほかほかの焼き芋を食べて心も身体も温まってもらえれば。週末は非常に混雑が予想されるので、平日のほうが身動きしやすいかもしれない」と来場を呼び掛ける。
開催時間は11時~18時30分(最終日のみ10時~17時30分)。2月3日まで。