「北品川駅駅前広場都市計画案」の住民説明会が1月28日、品川区立台場小学校(品川区東品川1)で行われた。
同計画案は、品川区の都市環境部都市開発課が2017年12月に作成した「北品川駅駅前広場(品川区画街路第7号線)計画」を修正したもの。京浜急行電鉄による北品川駅の高架化に伴い、品川区が北品川駅の駅前に広場と取り付け道路の設置を予定している。
区は北品川駅近辺の現状の課題として、通勤・通学の時間帯に駅前の歩道に利用者があふれて通行の妨げとなっていること、待ち合わせやイベントに使う空間がないことを挙げている。
従前の計画案を発表した際、住民からは「旧東海道の道幅をそのまま残してほしい」「清水横丁を守ってほしい」などの要望が上がった。それを受け、今回の計画案では交通広場と取り付け道路のエリアを変更。取り付け道路は約140メートル、道幅は6~8メートル。交通広場の面積は約2300平方メートルを予定する。
質疑応答の時間では、「歩道橋を無くすよう働きかけた方がいいのでは」「高架下をどのように活用しようと考えているのか」などの意見・質問のほか、「意見書がどのように取り上げられているのか分かりにくい。ホームページで公開し、分かりやすく住民に公開するべき」といった意見も出された。
区は2月12日まで、計画の意見書を受け付けている。今後は、意見書を反映した都市計画審議会を4月~5月に開き、工事の着手は2020年以降を予定している。