ビアダイニング「SCHMATZ(シュマッツ) 五反田」(品川区西五反田1、TEL 03-5747-9451)が西五反田エリアにオープンして1カ月がたった。経営はカイザーキッチン(目黒区)。
同ブランドは、ドイツ出身のクリストファー・アックスさんとマーク・リュッテンさんらが2013年に中目黒で創業。「伝統料理だけではなく、ドイツで今食べられている味を提供したい」と、フードトラックでの営業を始め、2015年に赤坂で1号店をオープンした。コンセプトは「日本発のモダンドイツめし」。
都内を中心に展開し、五反田店は12店舗目。品川区内の出店は初となる。店舗面積は約24坪。席数は47席。
ドリンクメニューは、オリジナルのクラフトビール7種類を中心に提供する。ドイツで制定された「ビール純粋令」にならい、原料は麦芽・ホップ・水・酵母のみ。同店では、ドイツ産の原料を使い国内のブルワリーで醸造する。広報の野呂ゆうきさんは「純粋令は『世界最古の食品法』とも言われている。本場の味を新鮮な状態で提供するため、輸入ではなく国内醸造にこだわりたい」と話す。
ビールのラインアップは、バナナのような香りが特徴の「ヴンダービア」や「フェルンヴェー」(以上750円)、ブラックモルトを使った「ハッフェンストッフ」(850円)など。「この価格ではなかなか飲めない味」と自信を見せる「ヴァルドリング」(650円)、かんきつ系のホップを使った「プリンツィンガー」、4種類の麦芽をブレンドした「ヘルツ」(以上750円)の3銘柄を3月6日のリニューアルでメニューに追加した。
フードメニューは、8種類のフレーバーをそろえる「クラフトソーセージ」(600円~)や「ぐるぐるソーセージ100cmとジャーマンポテト」(1,800円)、薄くたたいた豚肉をカツレツのように揚げた「シュニッツェルパルミジャーナ」(1,380円)など。ザワークラウト入りの自家製ソースをかけた「ジャーマンタルタルからあげ」(680円)や「ガーリックチーズ枝豆」(500円)などは「日本の料理をドイツ風にアレンジした」という。
「年内に30店舗を展開予定」と野呂さん。オープン後の反応について「シュマッツのファンだからと来店するお客さんもいて、うれしい限り。居心地の良さを心掛けた店内で、ぜひ仕事帰りの一杯を楽しんでもらえたら」と笑顔を見せる。
営業時間は、平日=11時30分~14時、17時~22時30分(金曜は23時30分まで)。土曜・日曜・祝日=15時~22時30分。