レンタカーや駐車場などのサービスを展開する「パーク24」グループが5月7日、本社を西五反田に移転した。
最大100台収容できる地下立体駐車場「タイムズパーキング」入り口
同グループは、1971(昭和46)年に西五反田で創業。2007年に千代田区に本社を移転した。同社担当者は「2021年には創業50周年を迎える。創業時のベンチャー精神を思い起こし、次のステージに向けて新たなスタートを切るため、創業地である五反田に戻ってきた」と話す。
移転先は国道1号線と目黒川に面した、地上13階のオフィスタワー。総施設面積は約5130坪。
地下1・2階には最大100台を収容できる機械式駐車場「タイムズパーキング」、1階にタイムズカー受付、2階に同グループの情報発信拠点「Times CAFE(タイムズカフェ)」を設ける。3階がオフィスエントランスとセミナールーム、4階が受付と応接フロア、5階~13階がオフィスフロアとなる。
タイムズパーキングとタイムズカフェは20日から利用可能。レンタカーとカーシェアのメリットを組み合わせたモビリティサービス「タイムズカー」も展開予定。タイムズカーの利用台数との兼ね合いにより、タイムズパーキングの一般利用台数は約50台を予定しているという。
移転計画は、品川区が2014年7月に発表した西五反田2丁目地区で進める「大街区化促進に向けてのプラン」を活用。道路の拡幅と歩道確保のため、区道を付け替え、建物周辺には歩道状空地を設けた。
同社担当者は「今後も環境に優しい車社会を目指す。人と車と街の調和を考えた取り組みを進めていく」と意気込む。