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戸越八幡神社で「一箱古本市」 境内にソファスペース設置、出店者募集も

「戸越八幡神社 一箱古本市」(一昨年の様子)

「戸越八幡神社 一箱古本市」(一昨年の様子)

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 戸越八幡神社(品川区戸越2、TEL 03-3781-4186)で7月27日、「戸越八幡神社 一箱古本市」が開催される。

戸越八幡神社境内に設けたソファスペース

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 一般参加者が一日店主となり、ダンボール一箱程度の大きさの箱に個人所蔵の書籍を並べて販売する同イベント。2005(平成17)年に谷中、根津、千駄木にまたがる「不忍ブックストリート」で始まり、現在は全国各地で開催されている。

 戸越八幡神社での開催は2016(平成28)年に始まり今年で4回目。同神社は2026年に創建500年を迎える。出店費(1,000円)は、老朽化の進む同神社を修復するための奉賛金に充てる。6月15日から出店者を募集する。

 イベント実行委員の冨永麻倫さんは「各地の一箱古本市に客として遊びに行くのがもともと好き。自分の住む戸越エリアで企画すれば、神社のアピールもできると思った」と話す。別の一箱古本市で知り合った友人を誘い、開催にこぎ着けた。イベントロゴやウェブサイト制作はMr.COFFEE(ミスターコーヒー)(戸越4)が担当した。

 販売ジャンルは自由で、価格は出店者が設定する。趣味の本を集めた店やテーマに沿って本を並べる店など、各店の特徴が見られるという。「毎年、初めて出店する人も多い」と冨永さん。

 会場には、ソファを並べた休憩スペースを用意。同神社禰宜(ねぎ)の大石のりこさんは数年前から境内にソファを設置している。「今の時代には少なくなったが、お金を使わずのんびり過ごせる場所を大事にしたい」と、飲食や読書時などでの利用を呼び掛ける。

 実行委員の櫻井綾子さんは「散歩中の人が、リュックサックいっぱいに買っていったこともある。地域の方が気軽に立ち寄れるイベントでありたい」と笑顔を見せる。実行委員会の貴戸淳介さんは「木漏れ日が差し込む境内の、おおらかな雰囲気が魅力。本好きに限らず、偶然通り掛かった人も楽しめる場になれば」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は14時~18時。雨天時は8月3日に延期する。出店者募集は6月15日10時開始。応募多数の場合は先着順となる。申し込みは、同イベントのブログに掲載の応募フォームから受け付ける。

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